2.32. ルートマップの設定
ルートマップは、ポリシールーティングもしくは、ダイナミックルーティングプロトコルにおける経路再配信設定など、特にルートに関する高度な設定を必要とする場合において使用します。
ルートマップは、シーケンス番号順(登録時に設定)に評価し、match指定にルートやアドレスが一致した場合に、set指定にしたがって各機能(各サブシステム)に結果を返し実行されます。
現在、ルートマップを利用する各機能(各サブシステム)には以下のようなものがあります。各機能のルートマップの利用方法については、各機能の項目を参照してください。
ポリシールーティング
BGP4
ルートマップは、次のコマンドで設定します。
項目
説明
route-map
ルートマップ
match interface
出先インタフェースを条件とします。
match ip address
IPv4アドレスを条件とします。
match ip next-hop
IPv4ネクストホップを条件とします。
match ipv6 address
IPv6アドレスを条件とします。
match metric
メトリック値を条件とします。
match tag
タグ値を条件とします。
match community
コミュニティ値を条件とします。
set interface
送信インタフェースを設定します。
set default interface
デフォルト送信インタフェースを設定します。
set ip next-hop
IPv4ネクストホップを設定します。
set ip default next-hop
デフォルトIPv4ネクストホップを設定します。
set ipv6 next-hop
IPv6ネクストホップを設定します。
set ipv6 default next-hop
デフォルトIPv6ネクストホップを設定します。
set metric
メトリック値を設定します。
set metric-type
メトリックタイプを設定します。
set tag
タグ値を設定します。
set as-path prepend
BGPのASパス属性にASをプリペンドします。
set local-preference
BGPのローカルプリファレンス属性を設定します。
set origin
BGPのオリジン属性を設定します。
set community
コミュニティ値を設定します。
show route-map
ルートマップを表示します。
clear route-map
統計情報をクリアします。