2.29. ルートマップの設定

ルートマップは、ポリシールーティングもしくは、ダイナミックルーティングプロトコルにおける経路再配信設定など、特にルートに関する高度な設定を必要とする場合において使用します。

ルートマップは、シーケンス番号順(登録時に設定)に評価し、match指定にルートやアドレスが一致した場合に、set指定にしたがって各機能(各サブシステム)に結果を返し実行されます。

現在、ルートマップを利用する各機能(各サブシステム)には以下のようなものがあります。各機能のルートマップの利用方法については、各機能の項目を参照してください。

  • ポリシールーティング

  • BGP4

ルートマップは、次のコマンドで設定します。

項目

説明

route-map

ルートマップ

match interface

出先インタフェースを条件とします。

match ip address

IPv4アドレスを条件とします。

match ip next-hop

IPv4ネクストホップを条件とします。

match ipv6 address

IPv6アドレスを条件とします。

match metric

メトリック値を条件とします。

match tag

タグ値を条件とします。

match community

コミュニティ値を条件とします。

set interface

送信インタフェースを設定します。

set default interface

デフォルト送信インタフェースを設定します。

set ip next-hop

IPv4ネクストホップを設定します。

set ip default next-hop

デフォルトIPv4ネクストホップを設定します。

set ipv6 next-hop

IPv6ネクストホップを設定します。

set ipv6 default next-hop

デフォルトIPv6ネクストホップを設定します。

set metric

メトリック値を設定します。

set metric-type

メトリックタイプを設定します。

set tag

タグ値を設定します。

set as-path prepend

BGPのASパス属性にASをプリペンドします。

set local-preference

BGPのローカルプリファレンス属性を設定します。

set origin

BGPのオリジン属性を設定します。

set community

コミュニティ値を設定します。

show route-map

ルートマップを表示します。

clear route-map

統計情報をクリアします。