アプリケーション解析を見る

概要

装置が通信しているアプリケーションのトラフィックを確認できる「アプリケーション解析機能」です。
各通信のアクセス先や通信量、および、統計情報として通信量のグラフを確認できます。
また、各アプリケーションに対して、送信先インタフェースとUTM除外を設定することもできます。
確認できるアプリケーションは、 URLオフロード機能 で指定できるアプリケーションです。
NetMeister Prime をご利用の場合に、本機能を利用できます。

注意

  • アプリケーション解析を利用するためには、確認したいアプリケーションのURLオフロードを有効にする必要があります。

  • 対象装置側でアプリケーション解析に必要な設定は、各装置のマニュアルをご参照ください。

ヒント

  • URLオフロード機能で追加URLを入力すると、そのアプリケーションは「ユーザー定義」として表示します。

対象装置

対応機能一覧 の「アプリケーション解析を見る」をご参照ください。

注意

  • トラフィック制御を利用する場合は、「アプリケーション解析 トラフィック制御」に対応するファームウェアをご利用ください。

アプリケーション解析を設定する

概要

アプリケーション解析機能を設定して、アプリケーションの通信状況を確認できるようにします。
グループ内の全装置でまとめて有効化、あるいは、装置ごとに個別で有効化ができます。
また、個別設定では、送信先インタフェースとUTM除外の設定ができます。

ヒント

  • アプリケーション解析を設定する際には、編集モードにする必要があります。

グループの全装置で有効化する

操作

  1. 左メニューの「設定」から設定画面を開きます。
  2. 「アプリケーション解析」の「変更」ボタンを押します。
  3. 内容を確認して問題がなければ、「有効」を選択して「設定」ボタンを押します。
    setting_group_app_analytics

注意

  • 全装置で有効・無効を切り替えた場合、装置への適用は最大で1時間かかります。

  • 現在登録されている装置に対して有効化するため、新たに装置を追加した場合は別途有効化が必要です。

装置ごとに有効化する

操作

  1. アプリケーション解析を利用したい装置の 詳細画面 から「アプリケーション解析」タブを開きます。
  2. 「設定」ボタンを押します。
    disabled_app_analytics
  3. 「有効」を選択して、アプリケーションごとに設定を入力します。
    入力後、「反映」ボタンを押します。
    setting_host_app_analytics
    設定内容は以下のとおりです。

    項目

    説明

    送信先インタフェース

    アプリケーションの通信を選択したインタフェースに送るようになります。
    未選択でも設定できます。

    UTM除外設定

    アプリケーションの通信をUTM機能で検出されないようになります。

    トラフィック制御

    アプリケーションの通信帯域を指定した値に制限できます。

    nexthop

    アプリケーションの通信のnexthopアドレスを指定したnexthopアドレスで送るようになります。
    一部の機種およびバージョンで対応しています。
    空欄での設定もできます。

アプリケーション解析のトラフィックを見る

概要

各アプリケーションのトラフィックを確認できます。
各通信のアクセス先や送信先インタフェース、通信量などを確認できる「現在情報」と、
アプリケーションごとのトラフィックをグラフで確認できる「統計情報」があります。

操作

  1. アプリケーション解析を利用したい装置の 詳細画面 から「アプリケーション解析」タブを開きます。
  2. プルダウンで「現在情報」と「統計情報」から表示したい情報を選択します。
  • 現在情報
    今までに行われた通信の各種情報を確認できます。
    検索とソートも可能です。
    「CSV出力」ボタンを押すことで、現在情報のCSVファイルをダウンロードできます。
    current_app_analytics

    ヒント

    • プロトコルには、主に http, https, tcp, udp, icmp などを表示します。

  • 統計情報
    各アプリケーションのトラフィックのグラフを表示します。
    「CSV出力」ボタンを押すことで、表示している統計情報のCSVファイルをダウンロードできます。
    stats_app_analytics
    • 表示条件
      表示するグラフの期間と対象を選択して「反映」ボタンを押すとグラフに反映できます。
      期間の起点は 90日前~現在時刻 、範囲は 1日 / 7日 / 30日 から選択できます。
      表示条件を追加することで、2つのグラフを並べて表示できます。
      stats_condition_app_analytics
    • トラフィック表示(積上)
      各アプリケーションのトラフィックの積み上げグラフです。
      stats_stacked_app_analytics
    • トラフィック表示(個別)
      各アプリケーションのトラフィックの個別グラフです。
      stats_individual_app_analytics
    • 送受信レート
      アプリケーション全体の送受信レートのグラフです。
      stats_rate_app_analytics

    ヒント

    • グラフの分解能は1時間です。5分毎に装置から送られてくるデータから算出しています。

    • 「ピーク表示」にチェックを入れることで、1時間ごとのピーク値のグラフを表示できます。

    • グラフの凡例をクリックすることで、アプリケーションごとにグラフ表示・非表示を選択できます。