8.2. ソースアドレスセレクション

UNIVERGE IX-R/IX-V シリーズからパケットを送信する場合の、ソース(送信元)アドレスをどのように決定するか、ソースアドレスセレクションの一連の動作について説明します。

8.2.1. IPv4ソースアドレスセレクション

IPv4ソースアドレスセレクションの一連の動作について説明します。

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図 8.2.1 IPv4ソースアドレスセレクション

詳細な判定順序は以下のようになります。

セカンダリアドレスもソースアドレスセレクションの対象になります。

8.2.1.1. 動的アドレス(DHCP)、または、unnumberedでソースアドレスインタフェースが指定されていない場合

  1. 送信インタフェースのプライマリアドレス

  2. 送信インタフェースのセカンダリアドレス

  3. 16進表記したときに最も大きい有効(ホスト受信可能)アドレス

8.2.1.2. unnumberedでソースアドレスインタフェースが指定されている場合

  1. 送信インタフェースのプライマリアドレス

  2. 指定したインタフェースのプライマリアドレス

  3. 送信インタフェースのセカンダリアドレス

  4. 16進表記したときに最も大きい有効(ホスト受信可能)アドレス

注釈

  • インタフェース指定したインタフェースのセカンダリアドレスは優先されません。

  • NAPTアドレスの場合には、指定インタフェースの検索のみ行います。

8.2.2. IPv6ソースアドレスセレクション

IPv6ソースアドレスセレクションの一連の動作について説明します。

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図 8.2.2 IPv6ソースアドレスセレクション