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コマンド一覧

コマンド コマンドの機能
copy ファイル/コンフィグファイル/装置情報のコピー
erase ファイルの消去
scp SCPファイル転送
show storage 装置保存ファイルの表示

ファイル/コンフィグファイル/装置情報のコピー

[入力形式]
copy SOURCE-FILE DEST-FILE

[パラメータ]

SOURCE-FILE...コピー元ファイル

file:<filename>...内部ストレージのファイル

  • filename...ファイル名

usbmemX[.Y]:<path>/<filename>...USBメモリのファイル

  • usbmemX[.Y]...USBメモリデバイス名
  • X...USBポート番号 (範囲:0)
  • Y...論理ユニット番号 (範囲:0~3、0の場合は省略可能)
  • path...ディレクトリ名
  • filename...ファイル名

startup-config ...スタートアップコンフィグ

default-config ...デフォルトコンフィグ

running-config ...ランニングコンフィグ

tech-support ...テクニカルサポート情報

syslog ...SYSLOG

DEST-FILE...コピー先ファイル

file:<filename>...内部ストレージのファイル

usbmemX[.Y]:<path>/<filename>...USBメモリのファイル

startup-config ...スタートアップコンフィグ

default-config ...デフォルトコンフィグ

[説明]
内部ストレージまたは、USBメモリにファイルをコピーします。
コンフィグ、tech-support、syslogをファイルに保存する場合や、保存したコンフィグファイルを装置に適用する場合に使用します。
[デフォルト値]
なし
[実行モード]
グローバルコンフィグモード
[ユーザー権限]
Administrator
[入力例]
copy startup-config file:backup.cfg
copy default-config usbmem0:backup.cfg
copy file:startup.cfg startup-config
copy usbmem0:default.cfg default-config
copy running-config startup-config
copy tech-support file:tech_info
copy syslog usbmem0:subdir/log.txt
[ノート]
ファイル名の入力形式は以下となります。
  • ':'の後から末尾までの文字列長は最大256文字('/'を含む)

  • ディレクトリ名やファイル名の文字列長は最大64文字

  • 日本語ファイル名、スペース入りファイル名は使用不可

  • ディレクトリ名やファイル名に使用可能な文字種は、半角英数字と下記の記号のみ

    _ # + , . @ ~ ^ -
  • ディレクトリの区切り文字は'/'

  • '../'を含むディレクトリパスは使用不可

  • 'file:'および'usbmemX[.Y]:'直後の'/'は複数でも可

USBメモリにファイルを保存する際に指定したPATHが存在しない場合、そのPATHを自動的に生成します。

すでに同一ファイル名のファイルがあった場合は上書きされます。
ただしdefault-configの上書きはできず、更新の際はerase後にcopyを行う必要があります。

USBメモリからUSBメモリへのコピーはできません。

本装置では'crashinfo.'または'systemlog.'から始まるファイル名はシステム障害情報ファイルとみなします。
システム障害情報以外のファイルを'crashinfo.'または'systemlog.'から始まるファイル名にコピーすることはできません。

ファイルの消去

[入力形式]
erase { FILE | file-all }

[パラメータ]

FILE...内部ストレージのファイルもしくはUSBメモリのファイル

file:<filename>...内部ストレージのファイル

  • filename...ファイル名

usbmemX[.Y]:<path>/<filename>...USBメモリのファイル

  • usbmemX[.Y]...USBメモリデバイス名
  • X...USBポート番号 (範囲:0)
  • Y...論理ユニット番号 (範囲:0~3、0の場合は省略可能)
  • path...ディレクトリ名
  • filename...ファイル名

file-all...内部ストレージ上の全ファイル

[説明]
内部ストレージ上のファイル/USBメモリ上のファイルを消去します。
[デフォルト値]
なし
[実行モード]
グローバルコンフィグモード
[ユーザー権限]
Administrator
[入力例]
erase file:config.txt
erase usbmem0:default.cfg
erase file-all

[ノート]

ディレクトリは消去できません。
ファイル名の入力形式は以下となります。
  • ':'の後から末尾までの文字列長は最大256文字('/'を含む)

  • ディレクトリ名やファイル名の文字列長は最大64文字

  • 日本語ファイル名、スペース入りファイル名は使用不可

  • ディレクトリ名やファイル名に使用可能な文字種は、半角英数字と下記の記号のみ

    _ # + , . @ ~ ^ -
  • ディレクトリの区切り文字は'/'

  • '../'を含むディレクトリパスは使用不可

  • 'file:'および'usbmemX[.Y]:'直後の'/'は複数でも可

SCPファイル転送

[入力形式]
scp get REMOTE-HOST-FILE { LOCAL-FILE | startup-config | default-config }
[ port PORT ] [ account ACCOUNT [ password PASSWORD ] ] [ rate-limit RATELIMIT ] [ source ADDRESS ]
scp get REMOTE-FQDN-FILE { LOCAL-FILE | startup-config | default-config } { forced-ipv4 | forced-ipv6 }
[ port PORT ] [ account ACCOUNT [ password PASSWORD ] ] [ rate-limit RATELIMIT ] [ source ADDRESS ]
scp put { LOCAL-FILE | startup-config | default-config } REMOTE-HOST-FILE
[ port PORT ] [ account ACCOUNT [ password PASSWORD ] ] [ rate-limit RATELIMIT ] [source ADDRESS ]
scp put { LOCAL-FILE | startup-config | default-config } REMOTE-FQDN-FILE { forced-ipv4 | forced-ipv6 }
[ port PORT ] [ account ACCOUNT [ password PASSWORD ] ] [ rate-limit RATELIMIT ] [ source ADDRESS ]
[パラメータ]

LOCAL-FILENAME...ファイル名

file:<filename>...内部ストレージのファイル

  • filename...ファイル名

usbmemX[.Y]:<path>/<filename>...USBメモリのファイル

  • usbmemX[.Y]...USBメモリデバイス名
  • X...USBポート番号 (範囲:0)
  • Y...論理ユニット番号 (範囲:0~3、0の場合は省略可能)
  • path...ディレクトリ名
  • filename...ファイル名

startup-config ...スタートアップコンフィグ

default-config ...デフォルトコンフィグ

REMOTE-HOST-FILE...SCPサーバーのアドレス

<IPv4アドレス>:<filename>
[<IPv6アドレス>]:<filename>
  • filename...ファイル名

REMOTE-FQDN-FILE...SCPサーバーのFQDN (Fully Qualified Domain Name)

<domain-name>:<filename>

  • domain-name...FQDN
  • filename...ファイル名

forced-ipv4...IPv4

forced-ipv6...IPv6

PORT...SCPサーバーのポート番号

  • 範囲:1~65535
  • デフォルト値:22

ACCOUNT...ユーザー名

  • 127文字以内の文字列

PASSWORD...パスワード

  • 127文字以内の文字列

RATELIMIT...送受信レートの上限(Mbps)

  • 範囲:1~10
  • デフォルト値:制限なし

ADDRESS...SCPパケットの送信元アドレス

[説明]
リモートホストと内部ストレージ、またはUSBメモリとの間でSCPファイル転送を開始します。
[デフォルト値]
なし
[実行モード]
グローバルコンフィグモード
[ユーザー権限]
Administrator
[入力例]
scp get 192.168.0.1:backup.cfg startup-config
scp put startup-config 192.168.0.1:backup.cfg
[ノート]
ACCOUNT にハイフンから始まるユーザー名を指定することはできません。

ファイル名の入力形式は以下となります。
  • ':'の後から末尾までの文字列長は最大256文字('/'を含む)

  • ディレクトリ名やファイル名の文字列長は最大64文字

  • 日本語ファイル名、スペース入りファイル名は使用不可

  • ディレクトリ名やファイル名に使用可能な文字種は、半角英数字と下記の記号のみ

    _ # + , . @ ~ ^ -
  • ディレクトリの区切り文字は'/'

  • 先頭文字は数字も可能

  • LOCAL-FILENAME に'../'を含むディレクトリパスは使用不可

  • 'file:'および'usbmemX[.Y]:'直後の'/'は複数でも可

本装置では'crashinfo.'または'systemlog.'から始まるファイル名はシステム障害情報ファイルとみなします。
リモートホストから転送したファイルを'crashinfo.'または'systemlog.'から始まるファイル名で保存することはできません。

装置保存ファイルの表示

[入力形式]
show storage
[パラメータ]
なし
[説明]
内部ストレージの情報を表示します。
[デフォルト値]
なし
[実行モード]
グローバルコンフィグモード
[ユーザー権限]
Administrator/Operator/Monitor
[入力例]
show storage
[ノート]
なし

コマンド変更情報

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