グローバルコンフィグ

コマンド一覧

コマンド コマンドの機能
clock 日付・時刻の設定
erase default-config デフォルトコンフィグの消去
erase startup-config スタートアップコンフィグの消去
hostname ホスト名の設定
ix-compatibility IX互換モードの設定
password パスワードの変更
service config サービスコンフィグへの移行
service password-encryption パスワード暗号化設定
system information WAN、LANインタフェース割り当て設定
terminal default-length コンソールの表示行数のデフォルト値設定
terminal default-width コンソールの表示文字数のデフォルト値設定
terminal length コンソールの表示行数の設定
terminal speed ターミナル・スピードの変更
terminal timeout ログインタイマーの設定
terminal timestamp コマンド入力時のタイムスタンプ出力
terminal width コンソールの表示文字数の設定
timezone タイムゾーンの設定
url-list URL リストの設定
username ユーザーの追加/削除
utilization 回線使用率の設定
write memory ランニングコンフィグの保存
show buffers バッファ状態の表示
show clock 日付・時刻の表示
show copyright コピーライト情報表示コマンド
show default-config デフォルトコンフィグの表示
show diagnostics 装置内状態の表示
show environment 電圧/温度表示コマンド
show hardware ハードウェア情報表示コマンド
show memory メモリ状態の表示
show processes プロセス情報の表示
show queue キュー状態の表示
show running-config ランニングコンフィグの表示
show startup-config スタートアップコンフィグの表示
show terminal コンソール設定の表示
show uptime 起動時間の表示
show utilization システムロードアベレージ/回線使用率の表示
show version バージョン表示コマンド
clear counters ネットワーク統計情報のクリア
clear environment 温度履歴情報のクリア
clear utilization 回線使用率統計情報/システムロードアベレージ履歴のクリア

日付・時刻の設定

[入力形式]
clock HOUR MINUTE SECONDS [ DATE [MONTH [ YEAR ] ] ]
[パラメータ]

HOUR ...時:0〜23

MINUTE ...分:0〜59

SECONDS ...秒:0〜59

DATE ...日:1〜31

MONTH ...月:1〜12 または月を表す文字列

YEAR ...年:2022〜2098

[説明]
本装置の日付・時刻を設定します。
[デフォルト値]
なし
[実行モード]
グローバルコンフィグモード
[ユーザー権限]
Administrator
[入力例]
clock 0 0 0 19 3 2023
clock 12 34 56 1 APR
clock 10 10 10
[ノート]
MONTH は以下の文字列でも指定可能です。
JAN ...1月
FEB ...2月
MAR ...3月
APR ...4月
MAY ...5月
JUN ...6月
JUL ...7月
AUG ...8月
SEP ...9月
OCT ...10月
NOV ...11月
DEC ...12月

デフォルトコンフィグの消去

[入力形式]
erase default-config
[パラメータ]
なし
[説明]
デフォルトコンフィグを不揮発メモリから消去します。
[デフォルト値]
なし
[実行モード]
グローバルコンフィグモード
[ユーザー権限]
Administrator
[入力例]
erase default-config
[ノート]
なし

スタートアップコンフィグの消去

[入力形式]
erase startup-config
[パラメータ]
なし
[説明]
スタートアップコンフィグを不揮発メモリから消去します。
[デフォルト値]
なし
[実行モード]
グローバルコンフィグモード
[ユーザー権限]
Administrator
[入力例]
erase startup-config
[ノート]
なし

ホスト名の設定

[入力形式]
hostname HOSTNAME
no hostname
[パラメータ]

HOSTNAME...ホスト名

  • 2文字以上63文字以内の英数字と"-"
  • 先頭と末尾に"-"は使用不可
[説明]
本装置のホスト名を設定します。
[デフォルト値]
Router
[実行モード]
グローバルコンフィグモード
[ユーザー権限]
Administrator
[入力例]
hostname center
no hostname
[ノート]
NetMeisterで登録するダイナミックDNSのホスト名や、DHCPクライアント機能のホスト名として使用されます。
[IX2000/IX3000シリーズ差分]
  • 入力可能文字を DNS FQDN 名に使用可能な文字に変更

IX互換モードの設定

[入力形式]
ix-compatibility
no ix-compatibility
[パラメータ]
なし
[説明]
IX互換モードを有効化/無効化します。
[デフォルト値]
なし
[実行モード]
グローバルコンフィグモード
[ユーザー権限]
Administrator
[入力例]
ix-compatibility
no ix-compatibility
[ノート]
このコマンドは show running-config の対象外です。

パスワードの変更

[入力形式]
password OLD-PASSWORD NEW-PASSWORD

[パラメータ]

OLD-PASSWORD...旧パスワード
NEW-PASSWORD...新パスワード
  • 249文字以内の文字列
[説明]
現在ログイン中のユーザーのパスワードを変更します。
[デフォルト値]
なし
[実行モード]
グローバルコンフィグモード
[ユーザー権限]
Administrator/Operator/Monitor
[入力例]
password abcdefgh hgfedcba
[ノート]
ログイン中のユーザーのパスワードのみ変更可能です。
パスワード長は8文字以上に設定することを推奨します。
強度の弱いパスワードは非推奨です。
コマンド実行後、変更したパスワードの強度評価結果を表示します。
% Password strength estimation:score 0(very poor).
score 0(very poor) :非常に弱い
score 1(poor) :弱い
score 2(normal) :普通
score 3(strong) :強い
score 4(very strong):非常に強い
[IX2000/IX3000シリーズ差分]
  • 初期ユーザーと同名かつパスワードが同じユーザーは登録できません。

サービスコンフィグへの移行

[入力形式]
service config { erase | export | import } json
[パラメータ]

erase...サービスコンフィグファイルの削除

export...サービスコンフィグ内容の表示

import...サービスコンフィグの登録

[説明]
マルチベンダ管理機能などの拡張機能の設定をJSON形式で管理(登録/表示/削除)します。
[デフォルト値]
なし
[実行モード]
グローバルコンフィグモード
[ユーザー権限]
Administrator
[入力例]
service config erase json
service config export json
service config import json
[ノート]
サービスコンフィグ内容のパースに負荷がかかるため、運用中のコマンド実行は推奨されません。
サービスコンフィグ内容に、「?」、「Tab」、2byte文字は登録できません。
本コマンドで登録した内容は、show running-config、show startup-configでは表示されません。

パスワード暗号化設定

[入力形式]
service password-encryption
no service password-encryption
[パラメータ]
なし
[説明]

ランニングコンフィグの表示において以下を暗号化表示します。

  • PPPの認証パスワード
  • IKEのPRE-SHARED-KEY
  • IKEv2の認証キー
  • ダイナミックDNSのパスワード
  • L2TPv2トンネルパスワード
[デフォルト値]
なし
[実行モード]
グローバルコンフィグモード
[ユーザー権限]
Administrator
[入力例]
service password-encryption
no service password-encryption
[ノート]
本コマンドにて一度暗号化されたパスワード(鍵)はその後平文で表示することはできません。

WAN、LANインタフェース割り当て設定

[入力形式]
system information { wan | lan } SEQUENCE INTERFACE
no system information { wan | lan } SEQUENCE
[パラメータ]

SEQUENCE ... シーケンス番号

  • 範囲:1~20

INTERFACE ... インタフェース名

[説明]
WAN、LANインタフェースに割り当てるインタフェースを設定します。
[デフォルト値]

WAN :未設定の場合、以下設定状態とする。ただし、IPアドレスが設定されている場合のみ対象。

wan 1. GigaEthernet0.0
wan 2. GigaEthernet0.1

LAN :未設定の場合、以下設定状態とする。

lan 1 GigaEthernetX.0
(Xはインタフェース番号の最大値)
以下のコマンドで "wan1"、"wan2"、"lan1"、"lan2" に設定されている内容も本コマンドに反映されます。
(デフォルト値は反映しない)
(例)
web-console system information
  • wan1 GigaEthernet1.0
また、wan1~2、lan1~2の設定については
system information と web-console で共通となり、show running-config での表示は
system information 側のみとなります。
[実行モード]
グローバルコンフィグモード
[ユーザー権限]
Administrator
[入力例]
system information wan 1 GigaEthernet1.0
no system information lan 1 GigaEthernet2.0
[ノート]
本コマンドは、Webコンソール機能とアプリケーション解析機能で使用するWAN、LANインタフェースを設定します。

コンソールの表示行数のデフォルト値設定

[入力形式]
terminal default-length LENGTH
no terminal default-length
[パラメータ]

LENGTH ... 表示行数

  • 範囲:0~512
  • 0:more による区切り表示をしません。
[説明]
コンソールの表示行数を設定します。
[デフォルト値]
24
[実行モード]
グローバルコンフィグモード
[ユーザー権限]
Administrator
[入力例]
terminal default-length 50
terminal default-length 0
no terminal default-length
[ノート]
SSH, Telnet接続は0以外を指定した場合は動作に反映されません、実際のウィンドウサイズに合わせて動作します。

コンソールの表示文字数のデフォルト値設定

[入力形式]
terminal default-width WIDTH
no terminal default-width
[パラメータ]

WIDTH...表示文字数

  • 範囲:60~512
[説明]
コンソールのデフォルト表示文字数を設定します。
[デフォルト値]
80
[実行モード]
グローバルコンフィグモード
[ユーザー権限]
Administrator
[入力例]
terminal default-width 100
terminal default-width 80
no terminal default-width
[ノート]
SSH, Telnet接続の場合は動作に反映されません、実際のウィンドウサイズに合わせて動作します。

コンソールの表示行数の設定

[入力形式]
terminal length LENGTH
no terminal length
[パラメータ]

LENGTH ... 表示行数

  • 範囲:0~512
  • 0:more による区切り表示をしません。
[説明]
コンソールの表示行数を設定します。
[デフォルト値]
24
[実行モード]
EXECモード
グローバルコンフィグモード
[ユーザー権限]
Administrator/Operator/Monitor
[入力例]
terminal length 50
terminal length 0
[ノート]
このコマンドは show running-config の対象外です。コンフィグとして保存する場合は terminal default-length を設定してください。
SSH, Telnet接続の場合は設定後に実際のウィンドウサイズを変更するとそれに合わせて変更されますが、
0を指定した場合は実際のウィンドウサイズを変更しても動作に反映されません。

ターミナル・スピードの変更

[入力形式]
terminal speed BAUDRATE
[パラメータ]
BAUDRATE ... 9600, 19200, 38400, 57600, 115200
[説明]
コンソールの通信速度を設定します。
[デフォルト値]
9600
[実行モード]
グローバルコンフィグモード
[ユーザー権限]
Administrator
[入力例]
terminal speed 115200
[ノート]
設定変更は既に接続中のコンソールには影響を与えず、ログアウト後に適用されます。
[IX2000/IX3000シリーズ差分]
  • 1200, 2400, 4800 廃止
  • 57600, 115200 新規追加

ログインタイマーの設定

[入力形式]
terminal timeout TIME
no terminal timeout
[パラメータ]

TIME...タイマー値(分)

  • 範囲:0~65535
  • 0:ログインタイマー無効
[説明]
ログインタイマーを設定します。
[デフォルト値]
60
[実行モード]
グローバルコンフィグモード
[ユーザー権限]
Administrator
[入力例]
terminal timeout 3
no terminal timeout
[ノート]
コンソールの無操作時間がこのコマンドで設定された時間経過すると、ユーザーは自動的にログアウトされます。
設定変更は既に接続中のユーザーには影響を与えず、次回ログイン時に適用されます。

コマンド入力時のタイムスタンプ出力

[入力形式]
terminal timestamp datetime
no terminal timestamp
[パラメータ]
なし
[説明]
コマンド入力時にタイムスタンプ(日時)を出力します。
[デフォルト値]
なし
[実行モード]
グローバルコンフィグモード
[ユーザー権限]
Administrator
[入力例]
terminal timestamp datetime
no terminal timestamp
[ノート]
なし

コンソールの表示文字数の設定

[入力形式]
terminal width WIDTH
[パラメータ]

WIDTH...表示文字数

  • 範囲:60~512
[説明]
コンソールの表示文字数を設定します。
[デフォルト値]
80
[実行モード]
EXECモード
グローバルコンフィグモード
[ユーザー権限]
Administrator/Operator/Monitor
[入力例]
terminal width 100
terminal width 80
[ノート]
このコマンドは show running-config の対象外です。コンフィグとして保存する場合は terminal default-width を設定してください。
SSH, Telnet接続の場合は設定後に実際のウィンドウサイズを変更するとそれに合わせて変更されます。

タイムゾーンの設定

[入力形式]
timezone { jst | utc }
no timezone

[パラメータ]

jst...日本標準時 JST(UTC+09:00)

utc...協定世界時 UTC

[説明]
タイムゾーンを設定します。
[デフォルト値]
jst
[実行モード]
グローバルコンフィグモード
[ユーザー権限]
Administrator
[入力例]
timezone utc
no timezone
[ノート]
デフォルト値を設定しても"show running-config"で表示されます。
[IX2000/IX3000シリーズ差分]
  • 時間 分指定 (未サポート)
  • jst、utc による指定の追加

URL リストの設定

[入力形式]
url-list URL-LIST TYPE { domain DOMAIN | ip ADDRESS | any }
no url-list URL-LIST TYPE { domain DOMAIN | ip ADDRESS | any }

[パラメータ]

URL-LIST...URL リスト名

  • 31文字以内の文字列

TYPE...アクセスタイプ

  • permit...許可
  • deny...禁止

DOMAIN...ドメイン名

ADDRESS...送信先 IPv4 アドレス

  • IPv4 アドレス/プレフィックス長
  • any...IPv4 形式のドメイン名すべて

any...すべてのドメイン

[説明]
ドメインのリストを登録します。
完全一致、後方一致、部分一致の指定および IPv4 形式の指定が可能です。
同一のリスト名で複数登録が可能で、設定順に評価します。
[デフォルト値]
なし
[実行モード]
グローバルコンフィグモード
[ユーザー権限]
Administrator
[入力例]
url-list url1 permit domain *.nec.co.jp
url-list url1 deny domain *bbs*
url-list url2 permit ip 10.0.0.0/24
url-list url2 deny ip any
url-list url3 deny any
[ノート]
「*」を先頭のみ記述すると後方一致、先頭と末尾で部分一致になります。
先頭と末尾以外の指定はできません。
また、ドメイン名以外の部分を条件にすることはできません。

ユーザーの追加/削除

[入力形式]
username USER-NAME password { plain | secret } PASSWORD [ LEVEL ]
no username USER-NAME
[パラメータ]

USER-NAME...ユーザー名

  • 16文字以内の文字列
  • 大文字/小文字は区別されます。

plain...暗号化されていないパスワード

secret...暗号化されたパスワード

  • show running-config で表示される入力形式

PASSWORD...パスワード

  • 249文字以内の文字列
  • 大文字/小文字は区別されます。

LEVEL...ユーザー・レベル

  • administrator :管理者レベル
  • monitor :モニタレベル
  • operator :オペレータレベル
  • デフォルト値:administrator
[説明]
ユーザー・アカウントを作成します。
[デフォルト値]
なし
[実行モード]
初期ユーザー登録モード
グローバルコンフィグモード
[ユーザー権限]
Administrator
[入力例]
username ope password plain passoperator operator
no username ope
[ノート]
パスワード長は8文字以上に設定することを推奨します。
強度の弱いパスワードは非推奨です。
% Password strength estimation: score 0(very poor).
score 0(very poor) :非常に弱い
score 1(poor) :弱い
score 2(normal) :普通
score 3(strong) :強い
score 4(very strong):非常に強い
[IX2000/IX3000シリーズ差分]
  • hash (ハッシュ)による保存から secret (暗号化)による保存に変更。
  • IX2000/IX3000 で hash 化されたパスワードコンフィグをそのまま入力はできません。
  • 初期ユーザーと同名かつパスワードが同じユーザーは登録できません。
  • rootやnobody等、システムが使用する特殊なユーザー名の登録はできません。

回線使用率の設定

[入力形式]
utilization DEVICE-NAME int INTERVAL
no utilization DEVICE-NAME

[パラメータ]

DEVICE-NAME ...デバイス名

INTERVAL ...測定間隔(秒)

  • 範囲:1〜65535
[説明]
  • 指定したデバイスの回線使用率の測定間隔を設定します。
[デフォルト値]
60
[実行モード]
グローバルコンフィグモード
[ユーザー権限]
Administrator
[入力例]
utilization GigaEthernet0 int 10
[ノート]
なし

ランニングコンフィグの保存

[入力形式]
write memory
[パラメータ]
なし
[説明]
現在のランニングコンフィグをスタートアップコンフィグ(不揮発メモリ)に書き込みます。
本装置のコマンドによりランニングコンフィグを変更した場合、このコマンドを実行しないかぎりデータは保存されません。
[デフォルト値]
なし
[実行モード]
初期ユーザー登録モード
グローバルコンフィグモード
[ユーザー権限]
Administrator
[入力例]
write memory
[ノート]
なし

バッファ状態の表示

[入力形式]
show buffers
[パラメータ]
なし
[説明]
各デバイスのバッファ状態を表示します。
[デフォルト値]
なし
[実行モード]
グローバルコンフィグモード
[ユーザー権限]
Administrator/Operator/Monitor
[入力例]
show buffers
[ノート]
なし
[IX2000/IX3000シリーズ差分]
  • デバイス名指定 (未サポート)

日付・時刻の表示

[入力形式]
show clock
[パラメータ]
なし
[説明]
本装置に設定されている日付・時刻を表示します。
[デフォルト値]
なし
[実行モード]
全コンフィグモード (※ 初期ユーザー登録モードを除く)
[ユーザー権限]
Administrator/Operator/Monitor
[入力例]
show clock
[ノート]
なし

デフォルトコンフィグの表示

[入力形式]
show default-config
[パラメータ]
なし
[説明]
不揮発メモリに保存されたデフォルトコンフィグ情報を表示します。
[デフォルト値]
なし
[実行モード]
全コンフィグモード (※ 初期ユーザー登録モードを除く)
[ユーザー権限]
Administrator/Operator
[入力例]
show default-config
[ノート]
なし

装置内状態の表示

[入力形式]
show diagnostics
[パラメータ]
なし
[説明]
装置起動時の自己診断(POST)の結果、およびハードウェア情報を表示します。
[デフォルト値]
なし
[実行モード]
グローバルコンフィグモード
[ユーザー権限]
Administrator/Operator/Monitor
[入力例]
show diagnostics
[ノート]
本コマンドは IX-R シリーズでのみ利用できます。

電圧/温度表示コマンド

[入力形式]
show environment [ history ]
[パラメータ]
history ...温度情歴情報表示
[説明]
情報の収集は5秒周期で行われており、その最新読み出し値や集計値をコンソールに表示します。
[デフォルト値]
なし
[実行モード]
全コンフィグモード (※ 初期ユーザー登録モードを除く)
[ユーザー権限]
Administrator/Operator/Monitor
[入力例]
show environment history
show environment
[ノート]
historyを指定した場合、起動後/クリア後からの装置温度情報や
1時間/1日間/1週間間隔で集計した装置温度情報の最新72時間/
72日間/72週間分の履歴がグラフ表示されます。
本コマンドは IX-R シリーズでのみ利用できます。

ハードウェア情報表示コマンド

[入力形式]
show hardware
[パラメータ]
なし
[説明]
ハードウェアの情報を表示します。
[デフォルト値]
なし
[実行モード]
EXECモード
グローバルコンフィグモード
[ユーザー権限]
Administrator/Operator/Monitor
[入力例]
show hardware
[ノート]
なし

メモリ状態の表示

[入力形式]
show memory
[パラメータ]
なし
[説明]
メモリ状態を表示します。
[デフォルト値]
なし
[実行モード]
全コンフィグモード (※ 初期ユーザー登録モードを除く)
[ユーザー権限]
Administrator/Operator/Monitor
[入力例]
show memory
[ノート]
なし

プロセス情報の表示

[入力形式]
show processes
[パラメータ]
なし
[説明]
プロセスの情報を表示します。
[デフォルト値]
なし
[実行モード]
EXECモード
グローバルコンフィグモード
[ユーザー権限]
Administrator/Operator/Monitor
[入力例]
show processes
[ノート]
なし

キュー状態の表示

[入力形式]
show queue
[パラメータ]
なし
[説明]
デバイスのキュー状態を表示します。
[デフォルト値]
なし
[実行モード]
EXECモード
グローバルコンフィグモード
[ユーザー権限]
Administrator/Operator/Monitor
[入力例]
show queue
[ノート]
なし
[IX2000/IX3000シリーズ差分]
  • デバイス名指定 (未サポート)

ランニングコンフィグの表示

[入力形式]
show running-config
[ device [ NAME ] | interface [ NAME | all ] |
access-list [ NAME ] |
security [ policy [ NAME ] | proposal [ NAME ] ] |
security [ ikev2 [ authentication | profile ] ] |
class-map [ NAME ] | policy-map [ NAME ] | route-map [ NAME ] |
bgp | http-server | web-console | watch-group | handover ]
[パラメータ]
NAME...各機能の特定名表示
[説明]
現在稼動中の設定情報を表示します。
パラメータを指定することで表示範囲を変更できます。
security policy,proposalはIKEv1/IPsec情報を表示します。
interface allを指定した場合は非表示のインタフェースも表示します。
handover を指定した場合は IX-V ライセンス引継ぎコードを表示します。
[デフォルト値]
なし
[実行モード]
全コンフィグモード (※ 初期ユーザー登録モードを含む)
[ユーザー権限]
Administrator/Operator
[入力例]
show running-config
show running-config interface all
show running-config security
[ノート]
なし
[IX2000/IX3000シリーズ差分]
  • パラメータ size(未サポート)

スタートアップコンフィグの表示

[入力形式]
show startup-config
[パラメータ]
なし
[説明]
不揮発メモリに保存されたスタートアップコンフィグ情報を表示します。
[デフォルト値]
なし
[実行モード]
全コンフィグモード (※ 初期ユーザー登録モードを含む)
[ユーザー権限]
Administrator/Operator
[入力例]
show startup-config
[ノート]
なし

コンソール設定の表示

[入力形式]
show terminal
[パラメータ]
なし
[説明]
コンソールの設定内容を表示します。
[デフォルト値]
なし
[実行モード]
全コンフィグモード (※ 初期ユーザー登録モードを除く)
[ユーザー権限]
Administrator/Operator/Monitor
[入力例]
show terminal
[ノート]
なし

起動時間の表示

[入力形式]
show uptime
[パラメータ]
なし
[説明]
本装置の起動時間を表示します。
[デフォルト値]
なし
[実行モード]
全コンフィグモード (※ 初期ユーザー登録モードを除く)
[ユーザー権限]
Administrator/Operator/Monitor
[入力例]
show uptime
[ノート]
なし

システムロードアベレージ/回線使用率の表示

[入力形式]
show utilization [ DEVICE-NAME | history ]

[パラメータ]

DEVICE-NAME...デバイス名

history ...システムロードアベレージのグラフ表示

[説明]
デバイスの回線使用率、システムロードアベレージを表示します。
[デフォルト値]
なし
[実行モード]
全コンフィグモード (※ 初期ユーザー登録モードを除く)
[ユーザー権限]
Administrator/Operator/Monitor
[入力例]
show utilization
show utilization history
[ノート]
デバイス名を省略した場合、全デバイスの回線使用率が表示されます。
historyを指定した場合、5秒/1分/1時間間隔で測定しているシステムロードアベレージの過去5分間/1時間/3日間分の履歴がグラフ表示されます。

バージョン表示コマンド

[入力形式]
show version
[パラメータ]
なし
[説明]
ソフトウェアのバージョンを表示します。
[デフォルト値]
なし
[実行モード]
全コンフィグモード (※ 初期ユーザー登録モードを除く)
[ユーザー権限]
Administrator/Operator/Monitor
[入力例]
show version
[ノート]
なし

ネットワーク統計情報のクリア

[入力形式]
clear counters [ INTERFACE ]
[パラメータ]
INTERFACE...インタフェース名
[説明]
インタフェースのネットワーク統計情報をクリアします。
インタフェース名を指定しない場合は、すべてのインタフェースのネットワーク統計情報がクリアされます。
[デフォルト値]
なし
[実行モード]
グローバルコンフィグモード
[ユーザー権限]
Administrator/Operator/Monitor
[入力例]
clear counters
[ノート]
なし

温度履歴情報のクリア

[入力形式]
clear environment [ history ]
[パラメータ]
history ...温度履歴情報クリア
[説明]
温度履歴情報をクリアする。
[デフォルト値]
なし
[実行モード]
グローバルコンフィグモード
[ユーザー権限]
Administrator/Operator/Monitor
[入力例]
clear environment history
[ノート]
本コマンドは IX-R シリーズでのみ利用できます。

回線使用率統計情報/システムロードアベレージ履歴のクリア

[入力形式]
clear utilization [ DEVICE-NAME | history ]
[パラメータ]

DEVICE-NAME...デバイス名

history ...システムロードアベレージ履歴クリア

[説明]
回線使用率統計情報、システムロードアベレージの履歴をクリアします。
[デフォルト値]
なし
[実行モード]
グローバルコンフィグモード
[ユーザー権限]
Administrator/Operator/Monitor
[入力例]
clear utilization
clear utilization history
[ノート]
history を指定しない場合は、回線使用率統計情報をクリアします。
デバイス名を指定すると特定のデバイスの統計のみをクリアします。
history を指定した場合は、5 秒/1 分/1 時間間隔で測定しているシステムロードアベレージの過去 5 分間/1 時間/3 日間分の履歴をクリアします。