ソフトウェア更新

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コマンド

コマンドの機能

software-update

ルータソフトウェアのアップデート

software-select

起動ソフトウェア面の切り替え

show software

起動ソフトウェアの表示

注釈

本コマンドは IX-R シリーズでのみ利用できます。

ルータソフトウェアのアップデート

[入力形式]

software-update URL [ account ACCOUNT ] [ password PASSWORD ]
[ auto-reload ] [ auto-erase ] [ ipv6 ] [ ssl-protocol SSL-PROTOCOL ]
[ source SOURCE-ADDRESS | interface INTERFACE ] [ with-pbl | only-pbl ]

[パラメータ]

URL...プロトコルとドメイン、更新ソフトウェアの指定

<protocol>://<domain-name>[:<port>]/<path>/<filename>

  • protocol...http,https,scp,tftp

  • domain-name...IPアドレス、FQDN

  • port...ポート番号(TFTPでは指定不可)

  • path...パス

  • filename...更新ソフトウェアファイル名

  • TFTPでのダウンロードは他のプロトコルに比べ非常に遅くなります。

usbmemX[.Y]:<path>/<filename>

  • usbmemX[.Y]...USBメモリデバイス名

  • X...USBポート番号 (範囲:0)

  • Y...論理ユニット番号 (範囲:0~3、0の場合は省略可能)

  • path...ディレクトリ名

  • filename...更新ソフトウェアファイル名

file:<filename>

  • filename...装置に保存した更新ソフトウェアファイル名

ACCOUNT...ユーザー名

  • 127文字以内の文字列

PASSWORD...パスワード

  • 127文字以内の文字列

auto-reload...自動再起動指定

  • アップデート成功時、自動的に再起動します。

auto-erase...内部ストレージ容量不足時のファイル自動削除指定

  • 内部ストレージの容量不足でファイルをダウンロードできない場合に、内部ストレージ上のファイルを自動的に削除します。

ipv6...IPv6 指定

SSL-PROTOCOL...SSLプロトコル

  • tls1.3-and-later : TLS1.3 以降を使用

  • デフォルト値:TLS1.2 以降を使用

SOURCE-ADDRESS...送信元 IP アドレス

  • IPv4 アドレス

  • IPv6 アドレス

INTERFACE...送信インタフェース名

with-pbl...Pre Boot Loader (PBL) を同時に更新

only-pbl...Pre Boot Loader (PBL) のみを更新

[説明]
指定されたプロトコルで指定URLからソフトウェアを取得し、ソフトウェアの書き換えを行います。
取得した新しいソフトウェアを利用する際には再起動が必要です。
再起動後、新しいソフトウェアでの起動に失敗した場合、前回起動したファイルを利用して起動を試みます。
サーバーが認証を要求する場合にはオプションで指定します。
[デフォルト値]

なし

[実行モード]

グローバルコンフィグモード

[ユーザー権限]

Administrator

[入力例]
software-update scp://domain/~user1/newfile.bin
software-update scp://domain//home/user1/newfile.bin
software-update https://domain/path/newfile.bin account user1 password himitsu
software-update https://domain/path/newfile.bin ipv6 ssl-protocol tls1.3-and-later
software-update http://domain/path/newfile.bin auto-reload
software-update usbmem0:newfile.bin
software-update file:newfile.bin
[ノート]
本コマンドは IX-R シリーズでのみ利用できます。

HTTP/HTTPS/SCP/TFTPの場合はURL全体で511文字までです。

ACCOUNT にハイフンから始まるユーザー名を指定することはできません。

USBメモリのファイル入力形式は以下となります。
  • ':'の後から末尾までの文字列長は最大256文字('/'を含む)

  • ディレクトリ名やファイル名の文字列長は最大64文字

  • 日本語ファイル名、スペース入りファイル名は使用不可

  • ディレクトリ名やファイル名に使用可能な文字種は、半角英数字と下記の記号のみ

    _ # + , . @ ~ ^ -
  • ディレクトリの区切り文字は'/'

  • '../'を含むディレクトリパスは使用不可

  • 先頭文字は数字も可能

  • 'usbmemX[.Y]:'直後の'/'は複数でも可

内部ストレージのファイル入力形式は以下となります。
  • ファイル名の文字列長は最大64文字

  • 日本語ファイル名、スペース入りファイル名は使用不可

  • ファイル名に使用可能な文字種は、半角英数字と下記の記号のみ

    _ # + , . @ ~ ^ -
  • 先頭文字は数字も可能

  • ディレクトリパスは使用不可

  • 'file:'直後の'/'は複数でも可

domain-nameにFQDNを指定した場合、DNSサーバーからAレコードの応答を受信できなければファイルをダウンロードすることができません。ファイルのダウンロード元のIPアドレスが不明な場合は、nslookupコマンド等でIPアドレスを確認し、domain-nameにIPアドレスを指定してください。
[リスタート]

必要

[IX2000/IX3000シリーズ差分]
  • bootmode-update オプション廃止

  • no-interactive オプション未サポート

  • ssl-protocol ssl3.0 オプション未サポート

  • scp 対応

起動ソフトウェア面の切り替え

[入力形式]

software-select FILENAME

[パラメータ]

FILENAME...次回起動ファイル名

[説明]

装置に存在するファイルを指定し、次回起動ソフトウェアを切り替えます。

[デフォルト値]

なし

[実行モード]

グローバルコンフィグモード

[ユーザー権限]

Administrator

[入力例]

software-select newfile.bin

[ノート]
起動ソフトウェアファイル名は show software コマンドで確認できます。
本コマンドは IX-R シリーズでのみ利用できます。

起動ソフトウェアの表示

[入力形式]

show software

[パラメータ]

なし

[説明]

ソフトウェア状態およびバージョン、ファイル名を表示します。

[デフォルト値]

なし

[実行モード]

グローバルコンフィグモード

[ユーザー権限]

Administrator/Operator/Monitor

[入力例]

show software

[ノート]
本コマンドは IX-R シリーズでのみ利用できます。

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Ver1.1 コマンド変更情報