8. 詳細設定

本章では、「詳細設定」について説明します。
かんたん設定で設定した内容の変更や、新しい設定の追加ができます。

メモ

設定を変更したときは、設定の保存を実行してください。

8.1. 基本設定

8.1.1. パスワードの設定

ログイン用のパスワードを設定します。

  1. ログイン後のメニューエリアから[詳細設定]をクリックします。

  2. 「基本設定」の項目から[パスワードの設定]をクリックします。

../_images/setting_detail_top_pass.png
  1. 各項目を設定し、[反映]ボタンをクリックします。

../_images/setting_detail_passchange.png
パスワードの設定

番号

項目

内容

1

ユーザー名

本装置にログインするときのユーザー名です。

  • Webコンソールからは設定変更できません。

2

パスワード

本装置にログインするときのパスワードです。

  • 1~80文字まで入力できます。

  • 大文字、小文字は区別されます。

注意

パスワード : adminは設定できません。

注意

パスワードは第三者に推測されにくい文字列を入力してください。

メモ

パスワードの入力文字は表示されません。
●●●のように伏せ文字で表示されます。

3

利用者ユーザー

利用者メニューのみを利用できるユーザーを設定できます。
利用者メニューは装置状態の表示のみを確認できるメニューとなります。
  • 1~80文字まで入力できます。

  • 大文字、小文字は区別されます。

注意

パスワードは第三者に推測されにくい文字列を入力してください。

メモ

パスワードの入力文字は表示されません。
●●●のように伏せ文字で表示されます。

メモ

パスワード設定した際、設定したパスワードの強度が評価され、その結果が表示されます。

  • スコア : 4 (非常に強い)

  • スコア : 3 (強い)

  • スコア : 2 (普通)

  • スコア : 1 (弱い)

  • スコア : 0 (非常に弱い)

メモ

装置状態の表示は{9.1. 装置状態の表示}をご参照ください。

4

認証の有無

ログアウト状態の「装置状態の表示」を確認する際にも認証を行うかの設定です。

  1. パスワードを変更した場合、「管理者パスワードを変更しました」のメッセージを確認し、[トップページ]をクリックします。

../_images/setting_detail_user_admin_write_memory.png
  1. ユーザー名とパスワードを入力する画面が表示されます。
    [ユーザー名]と[パスワード]を入力し、[サインイン]ボタンをクリックします。
../_images/setting_detail_login.png
  1. Webコンソールのトップページが表示されることを確認します。

../_images/setting_detail_top.png
  1. パスワードを変更していない場合、「設定内容を変更しました。」のメッセージが表示され、設定が反映されたことを確認します。

../_images/setting_detail_check.png

8.1.2. 装置名の設定

装置名を設定します。

  1. ログイン後のメニューエリアから[詳細設定]をクリックします。

  2. 「基本設定」の項目から[装置名の設定]をクリックします。

../_images/setting_detail_top_name.png
  1. 各項目を設定し、[反映]ボタンをクリックします。

../_images/setting_detail_name_change.png
装置名の設定

番号

項目

内容

1

装置名

本装置を識別するための名称を設定します。

  • 2~63文字まで入力できます。

  • 初期値はRouterです。

  1. 「設定内容を変更しました。」のメッセージが表示され、設定が反映されたことを確認します。

../_images/setting_detail_name_check.png

8.1.3. 時刻の設定

時刻を設定します。

  1. ログイン後のメニューエリアから[詳細設定]をクリックします。

  2. 「基本設定」の項目から[時刻の設定]をクリックします。

../_images/setting_detail_top_time.png
  1. 各項目を設定し、[反映]ボタンをクリックします。

../_images/setting_detail_time_change.png
時刻の設定

番号

項目

内容

1

装置時刻

本装置の時刻を設定します。
PCの時刻に合わせるときは、[PCの現在時刻を設定する]を選択します。
手動で設定するときは、[手動で設定する]を選択し、時刻を設定します。
年:2022~2098、月:1~12、日:1~31、時:0~23、分:0~59、秒:0~59
NTPサーバーに合わせるときは、[NTPサーバーと同期する]を選択し、NTPサーバーのIPアドレスを設定します。

メモ

「現在の設定」は画面を表示したときの本装置の現在時刻が表示されています。

  1. 「設定内容を変更しました。」のメッセージが表示され、設定が反映されたことを確認します。

../_images/setting_detail_time_check.png

8.1.4. 保守の設定

SSH、Telnet、SNMP、ロギング機能などの保守機能を設定します。

メモ

IX-Vシリーズでは「Telnet」は表示されません。

  1. ログイン後のメニューエリアから[詳細設定]をクリックします。

  2. 「基本設定」の項目から[保守の設定]をクリックします。

../_images/setting_detail_top_maintenace.png
  1. 各項目を設定し、[反映]ボタンをクリックします。

../_images/setting_detail_maintenance_change.png
保守の設定

番号

項目

内容

1

SSH設定

LAN側インタフェースのSSHサーバー機能の[無効]/[有効]を選択します。

2

Telnet設定

LAN側インタフェースのTelnetサーバー機能の[無効]/[有効]を選択します。

3

SNMP設定

LAN側インタフェースのSNMPの[無効]/[有効]を選択します。
[有効]を選択した場合、バージョンでv1/v2cかv3を選択します。

v1/v2cを選択した場合、以下を設定します。
  • コミュニティー設定で、コミュニティー名を設定します。

  • SNMPマネージャーにトラップを送信する場合は、トラップ設定で宛先のIPアドレスを設定します。


v3を選択した場合、以下を設定します。
  • ユーザー名の設定に、SNMPv3で使用するユーザー名を設定します。

  • 認証アルゴリズムは、SNMPv3で使用する認証アルゴリズムを設定します。

  • 認証パスワードは、SNMPv3で使用する認証パスワードを設定します。

  • 暗号化アルゴリズムは、SNMPv3で使用する暗号化アルゴリズムを設定します。

  • 暗号化パスワードは、SNMPv3で使用する暗号化パスワードを設定します。
    認証パスワードと同じにする場合、「認証パスワードと同じ」をチェックします。
  • SNMPマネージャーにトラップを送信する場合は、トラップ設定で宛先のIPアドレスを設定します。

4

SSH設定

WAN側インタフェースのSSHサーバー機能の[無効]/[有効]を選択します。

5

Telnet設定

WAN側インタフェースのTelnetサーバー機能の[無効]/[有効]を選択します。

6

SNMP設定

WAN側インタフェースのSNMPの[無効]/[有効]を選択します。
[有効]を選択した場合、バージョンでv1/v2cかv3を選択します。

v1/v2cを選択した場合、以下を設定します。
  • コミュニティー設定で、コミュニティー名を設定します。

  • SNMPマネージャーにトラップを送信する場合は、トラップ設定で宛先のIPアドレスを設定します。


v3を選択した場合、以下を設定します。
  • ユーザー名の設定に、SNMPv3で使用するユーザー名を設定します。

  • 認証アルゴリズムは、SNMPv3で使用する認証アルゴリズムを設定します。

  • 認証パスワードは、SNMPv3で使用する認証パスワードを設定します。

  • 暗号化アルゴリズムは、SNMPv3で使用する暗号化アルゴリズムを設定します。

  • 暗号化パスワードは、SNMPv3で使用する暗号化パスワードを設定します。
    認証パスワードと同じにする場合、「認証パスワードと同じ」をチェックします。
  • SNMPマネージャーにトラップを送信する場合は、トラップ設定で宛先のIPアドレスを設定します。

7

装置ロギング設定

ログの取得設定です。
ログ取得の無効化はできません。

8

syslog設定

syslog送信機能の[無効]/[有効]を選択します。
[有効]を選択した場合、syslogサーバーのIPアドレスを設定します。

9

ロギングレベル設定

ログの取得レベルを設定します。

  • 推奨設定は、全機能warn(2:警告レベル)です。

  • 機能ごとにレベルを変更する場合は、個別に詳細設定を選択します。

10

全体設定

全体設定は、warn(2:警告レベル)以外への変更はできません。

11

個別設定

機能ごとに以下のレベルを設定することができます。

error(1:エラーレベル)

warn(2:警告レベル)

notice(3:注意レベル)

info(4:情報レベル)

debug(5:デバッグレベル)

注意

高いレベルに設定すると、本製品に負荷がかかります。
必要最小限のレベルでご利用ください。
  1. 「設定内容を変更しました。」のメッセージが表示され、設定が反映されたことを確認します。

../_images/setting_detail_maintenance_check.png

8.1.5. NetMeisterの設定

NetMeisterを設定します。

メモ

NetMeisterを利用する場合、あらかじめNetMeisterのサイトで「アカウント登録」と「グループ登録」が必要です。
登録方法については、『NetMeister操作ガイド』を参照してください。
  1. ログイン後のメニューエリアから[詳細設定]をクリックします。

  2. 「基本設定」の項目から[NetMeisterの設定]をクリックします。

  3. [変更]ボタンをクリックします。

../_images/setting_detail_top_nm.png
  1. 各項目を設定し、[反映]ボタンをクリックします。

../_images/setting_detail_nm_change.png
NetMeisterの設定

番号

項目

内容

1

NetMeister

NetMeisterの[無効]/[有効]/[DDNSなし有効]を選択します。
[有効]/[DDNSなし有効]を選択すると、グループIDなどの設定項目が表示されます。
  1. [有効]または[DDNSなし有効]を選択すると、グループIDなどの設定項目が表示されますので、各項目を設定し、[反映]ボタンをクリックします。

../_images/setting_detail_nm_ddns.png
NetMeisterの設定

番号

項目

内容

1

NetMeister

NetMeisterの[無効]/[有効]/[DDNSなし有効]を選択します。
[無効]を選択すると、グループIDなどの設定項目が隠れます。

2

グループID

NetMeisterの登録ページで登録したグループIDを設定します。

3

グループパスワード

NetMeisterの登録ページで登録したグループパスワードを設定します。

  • 大文字、小文字は区別されます。

メモ

パスワードの入力文字は表示されません。
●●●のように伏せ文字で表示されます。

4

拠点ID

NetMeisterに通知する拠点IDを変更する場合に設定します。

  • 半角英数字または-(ハイフン)で2~31文字まで入力できます。

メモ

拠点IDの先頭と末尾に-(ハイフン)は使用できません。

メモ

拠点IDを省略した場合は、ホスト名がNetMeisterに通知されます。

5

ホスト名(装置名)

NetMeisterに通知するホスト名を設定します。

  • 半角英数字または-(ハイフン)で2~63文字まで入力できます。

メモ

ホスト名の先頭と末尾に-(ハイフン)は使用できません。

メモ

[DDNSなし有効]はダイナミックDNS機能のみ有効にしない場合に選択します。

8.1.6. ゼロタッチの設定

ゼロタッチプロビジョニング機能を設定します。

注意

ゼロタッチプロビジョニング機能の設定を反映するためには、設定の保存を行ってから装置再起動が必要です。

  1. ログイン後のメニューエリアから[詳細設定]をクリックします。

  2. 「基本設定」の項目から[ゼロタッチの設定]をクリックします。

../_images/setting_detail_top_ztp.png
  1. 各項目を設定し、[反映]ボタンをクリックします。

../_images/setting_detail_ztp_change.png
ゼロタッチの設定

番号

項目

内容

1

ゼロタッチ

ゼロタッチの[無効]/[有効]を選択します。
[有効]を選択すると、ゼロタッチプロビジョニング機能を動作させることができます。

8.2. LAN

LAN側インタフェースは、以下のインタフェースを使用します。

  • IX-R2520 : GE2.0

  • IX-R2530 : GE2.0

  • IX-V100(OCI):VNICの追加およびsystem information lanコマンドで指定したインタフェース

  • IX-V100(ESXi):ネットワークの作成およびsystem information lanコマンドで指定したインタフェース

注意

IX-VシリーズのLAN側インタフェースを設定するためには、事前に設定が必要です。

  • IX-V100(OCI)はVNICでLAN側インタフェースを追加後、以下system information lanコマンドを設定します。

  • IX-V100(ESXi)はネットワークの作成でLAN側ネットワークを作成後、以下system information lanコマンドを設定します。

system information lanコマンドでLAN側インタフェースを指定します。
以下の設定例では、LAN側インタフェースを GigaEthernet1.0 で設定しています。
Router(config)# system information lan 1 GigaEthernet1.0

8.2.1. LANアドレスの設定

LAN側インタフェースのIPアドレスを設定します。

  1. ログイン後のメニューエリアから[詳細設定]をクリックします。

  2. 「LAN」の項目から[LANアドレスの設定]をクリックします。

../_images/setting_detail_top_lan.png
  1. 各項目を設定し、[反映]ボタンをクリックします。

../_images/setting_detail_lan_change.png
LANアドレスの設定

番号

項目

内容

1

IPアドレス

LAN側IPアドレスを設定します。

注意

LAN側のIPアドレスを変更した場合、現在の接続が切断されます。
変更後のIPアドレス宛てに、Webコンソールを接続しなおしてください。

8.2.2. DHCPサーバーの設定

LAN側インタフェースにDHCPサーバー機能を設定します。

  1. ログイン後のメニューエリアから[詳細設定]をクリックします。

  2. 「LAN」の項目から[DHCPサーバーの設定]をクリックします。

../_images/setting_detail_top_dhcp.png
  1. 各項目を設定し、[反映]ボタンをクリックします。

../_images/setting_detail_dhcp_change.png
DHCPサーバーの設定

番号

項目

内容

1

IPアドレス

LAN側インタフェースに設定されているIPアドレスが表示されます。

2

DHCPサーバー

DHCPサーバー機能の[無効]/[有効]を選択します。

注意

[無効]を選択したときは、LAN側配下端末は手動でIPアドレスを設定する必要があります。

3

割り当て範囲

DHCPサーバー機能を使用するとき、LAN側配下端末に割り当てるIPアドレスの範囲を指定します。
[自動設定]を選択したときは、LAN側IPアドレスと同一ネットワークアドレスの範囲内全体が指定されます。
[固定設定]を選択したときは、任意のIPアドレス範囲内を指定できます。

注意

割り当て範囲は、LAN側IPアドレスと同一ネットワークアドレスの範囲内である必要があります。

  1. 「設定内容を変更しました。」のメッセージが表示され、設定が反映されたことを確認します。

../_images/setting_detail_dhcp_check.png

8.3. WAN

メモ

IX-VシリーズをOracle Cloud Infrastructure(OCI)のクラウド環境で使用する場合、「WAN」の設定は未対応です。

8.3.1. プロバイダーの設定

プロバイダーと接続するWAN側インタフェースを設定します。

  1. ログイン後のメニューエリアから[詳細設定]をクリックします。

  2. 「WAN」の項目から[プロバイダーの設定]をクリックします。

../_images/setting_detail_top_provider.png
  1. 各項目を設定し、[反映]ボタンをクリックします。

<IPv4/PPPoE接続の場合>

../_images/setting_detail_provider_pppoe.png
IPv4/PPPoE接続の場合

番号

項目

内容

1

プロトコル

[IPv4]を選択します。

2

接続形態

[PPPoE接続(フレッツ光回線利用の場合)]を選択します。

3

接続名

WAN側インタフェースを識別するための名称を設定します。

  • 1~79文字まで入力できます。

  • 初期値はWAN1です。

4

ユーザー名

プロバイダーから通知されているユーザー名を設定します。
(フレッツの場合、通常はユーザー名には@を含んでいます。)
  • 1~59文字まで入力できます。

5

パスワード

プロバイダーから通知されているパスワードを設定します。

  • 1~79文字まで入力できます。

  • 大文字、小文字は区別されます。

6

WAN側IPアドレス

PPPoE接続のWAN側IPアドレスを設定します。
動的にIPアドレスを取得するときは[自動取得]を、固定IPアドレスを設定するときは[手動設定]を選択します。
[手動設定]を選択したときは、IPアドレスを入力し、サブネットマスクを設定します。

注意

他のインタフェースに設定されているIPアドレスを設定することはできません。

7

DNSアドレス

PPPoE接続のDNSサーバーのIPアドレスを設定します。
動的にDNSサーバーのIPアドレスを取得するときは[自動取得]を、DNSサーバーの固定IPアドレスを設定するときは[手動設定]を選択します。
[手動設定]を選択したときは、プライマリーDNSサーバーのIPアドレスを上段に、セカンダリーDNSサーバーのIPアドレスを下段に設定します。
  • セカンダリーは省略できます。

8

NAPT

NAPTの設定です。
無効化することはできません。

<IPv4/IP接続の場合>

../_images/setting_detail_provider_ip.png
IPv4/IP接続の場合

番号

項目

内容

1

プロトコル

[IPv4]を選択します。

2

接続形態

[IP接続 (ケーブルテレビ回線利用の場合)]を選択します。

3

接続名

WAN側インタフェースを識別するための名称を設定します。

  • 1~79文字まで入力できます。

  • 初期値はWAN1です。

4

WAN側IPアドレス

IP接続のWAN側IPアドレスを設定します。
動的にIPアドレスを取得するときは[自動取得]を、固定IPアドレスを設定するときは[手動設定]を選択します。
[手動設定]を選択したときは、IPアドレスを入力し、サブネットマスクを設定します。

注意

他のインタフェースに設定されているIPアドレスを設定することはできません。

5

DNSアドレス

IP接続のDNSサーバーのIPアドレスを設定します。
動的にDNSサーバーのIPアドレスを取得するときは[自動取得]を、DNSサーバーの固定IPアドレスを設定するときは[手動設定]を選択します。
[手動設定]を選択したときは、プライマリーDNSサーバーのIPアドレスを上段に、セカンダリーDNSサーバーのIPアドレスを下段に設定します。
  • DNSアドレスの自動取得は、WAN側IPアドレスが[自動取得]の場合のみ選択可能です。

  • セカンダリーは省略できます。

6

デフォルトゲートウェイ

デフォルトゲートウェイを設定します。

  • WAN側IPアドレスが[手動設定]の場合のみ表示されます。

7

NAPT

NAPTの設定です。

  • 通常は[有効]を選択します。

  • インターネットに直接接続せずクローズドな環境で利用する場合は、[無効]を選択することができます。

注意

特殊な環境でないかぎりは、[有効]を選択してください。

  1. [VPNの設定]の各項目を設定し、[次へ]ボタンをクリックします。

<IPv6/IP接続の場合>

../_images/setting_detail_provider_ipv6_ip.png
IPv6/IPoE接続の場合

番号

項目

内容

1

プロトコル

[IPv6]を選択します。

2

接続形態

[IPoE接続]を選択します。

3

接続名

WAN側インタフェースを識別するための名称を設定します。

  • 1~79文字まで入力できます。

  • 初期値はWAN1です。

4

WAN側IPv6アドレス

IPoE接続のWAN側IPv6アドレスを設定します。
固定設定することはできません。

5

DNSアドレス

IPoE接続のDNSサーバーのIPアドレスを設定します。
[自動取得]の他、DNSサーバーのIPv6アドレスを追加することができます。
  1. 設定が反映されたことを確認します。

../_images/setting_detail_provider_check.png

8.3.2. 静的NAPTの設定

WAN側インタフェースに静的NAPTを設定します。

メモ

設定するには、あらかじめ[プロバイダーの設定]が必要です。

  1. ログイン後のメニューエリアから[詳細設定]をクリックします。

  2. 「WAN」の項目から[静的NAPTの設定]をクリックします。

../_images/setting_detail_top_snapt.png
  1. [追加]ボタンをクリックします。

../_images/setting_detail_snapt_add.png
  1. 各項目を設定し、[反映]ボタンをクリックします。

<機能リスト選択の場合>

../_images/setting_detail_snapt_list.png
機能リスト選択の場合

番号

項目

内容

1

設定方法

[機能リスト選択]を選択します。

2

機能リスト

外部公開するプロトコル/ポート番号を選択します。

3

プライベート側IPアドレス

LAN側配下端末のIPアドレスを設定します。
空欄にした場合、本装置のWAN側IPアドレスで受信します。

<ポート番号指定の場合>

../_images/setting_detail_snapt_port.png
ポート番号指定の場合

番号

項目

内容

1

設定方法

[ポート番号指定]を選択します。

2

NAPT名

任意のNAPT設定の名称を設定してください。
同一名称の設定がすでにある場合は、その設定を上書きします。
  • 1~31文字まで入力できます。

3

プロトコル

[TCP]か[UDP]を選択します。

4

ポート番号

外部に公開するポート番号を設定します。

5

プライベート側IPアドレス

LAN側配下端末のIPアドレスを設定します。

6

プライベート側ポート番号

LAN側配下端末のポート番号を設定します。
IPアドレスだけ変換する場合は、[変換なし]を選択してください。

メモ

機能リストにない場合やポート番号の変換も必要な場合は、[ポート番号指定]を選択してください。

  1. 設定が追加されたことを確認します。

../_images/setting_detail_snapt_check.png

8.3.3. WANフィルターの設定

WAN側インタフェースのIPフィルターを設定します。

メモ

設定するには、あらかじめ[プロバイダーの設定]が必要です。

メモ

透過を指定したIPフィルターを設定した場合、それ以外の通信はすべて廃棄されます(暗黙のdeny)。

メモ

本WANフィルターの設定の説明では、IPv4とIPv6を併記しています。

  1. ログイン後のメニューエリアから[詳細設定]をクリックします。

  2. 「WAN」の「WANフィルターの設定」の項目から[IPv4]または[IPv6]をクリックします。

../_images/setting_detail_top_wan.png
  1. WANフィルターを適用したい方向(受信/送信)、およびログの記録(する/しない)の[追加]ボタンをクリックします。

../_images/setting_detail_wan_ipv4_add.png ../_images/setting_detail_wan_ipv6_add.png

メモ

受信フィルターを設定すると、パケット受信時にIPフィルターの評価を行います。
送信フィルターを設定すると、パケット送信時にIPフィルターの評価を行います。

メモ

「ログの記録」は、設定したIPフィルターで廃棄したパケットのログを記録します。
IPフィルターで廃棄したパケットのログを取得しないときは、「しない」の項目から追加してください。
IPフィルターで廃棄したパケットのログを取得するときは、[する]の項目から追加してください。
記録した廃棄ログは、「保守管理」の[装置ログの取得]から確認/保存することができます。
  1. 各項目を設定し、[反映]ボタンをクリックします。

../_images/setting_detail_wan_ipv4_change.png ../_images/setting_detail_wan_ipv6_change.png
WANフィルタの設定

番号

項目

内容

1

シーケンス番号

IPフィルターのシーケンス番号を設定します。

  • 1~4294967295のシーケンス番号を設定することができます。

  • 複数のIPフィルターを設定したときは、シーケンス番号の若い順にIPフィルターの評価を行います。

2

動作

パケットに対する処理動作を[透過]/[廃棄]から選択します。

3

プロトコル

IPフィルターの対象とするプロトコルを設定します。

  • プロトコルは、[TCP]、[UDP]、[ICMP]、[すべて]、[任意のプロトコル番号]から選択します。

  • [任意のプロトコル番号]を選択したときは、プロトコル番号(1~255)を設定します。

4

送信元IPアドレス

IPフィルターの対象とする送信元IPアドレスを設定します。

  • すべてのIPアドレスからのパケットに対してIPフィルターを行うときは、[すべて]を選択します。

  • 特定のIPアドレスからのパケットに対してIPフィルターを行うときは、[IPアドレス指定]を選択し、IPアドレスを設定します。

5

送信元ポート番号

IPフィルターの対象とする送信元ポート番号を設定します。

  • すべてのポート番号のパケットに対してIPフィルターを行うときは、[すべて]を選択します。

  • 特定のポート番号のパケットに対してIPフィルターを行うときは、[ポート指定]または[ポート範囲指定]を選択し、
    ポート番号を設定します。

注意

プロトコルで[TCP]または[UDP]を選択した場合のみ、ポート番号の設定が有効です。

6

送信先IPアドレス

IPフィルターの対象とする宛先IPアドレスを設定します。

  • すべてのIPアドレスへのパケットに対してIPフィルターを行うときは、[すべて]を選択します。

  • 特定のIPアドレスへのパケットに対してIPフィルターを行うときは、[IPアドレス指定]を選択し、IPアドレスを設定します。

7

送信先ポート番号

IPフィルターの対象とする宛先ポート番号を設定します。

  • すべてのポート番号のパケットに対してIPフィルターを行うときは、[すべて]を選択します。

  • 特定のポート番号のパケットに対してIPフィルターを行うときは、[ポート指定]あるいは[ポート範囲指定]を選択し、ポート番号を設定します。

注意

プロトコルで[TCP]または[UDP]を選択した場合のみ、ポート番号の設定が有効です。

  1. 設定が追加されたことを確認します。

../_images/setting_detail_wan_ipv4_check.png ../_images/setting_detail_wan_ipv6_check.png

8.3.4. URLフィルタリングの設定

URLフィルタリング(以降は「URLフィルター」と記載します)を設定します。
URLフィルターは、WAN側送信時にHTTP/HTTPSパケットのみを対象に評価を行います。

メモ

設定するには、あらかじめ[プロバイダーの設定]が必要です。

メモ

廃棄を指定したURLフィルターを設定した場合、それ以外の通信はすべて透過されます(暗黙のpermit)。

  1. ログイン後のメニューエリアから[詳細設定]をクリックします。

  2. 「WAN」の項目から[URLフィルタリングの設定]をクリックします。

../_images/setting_detail_top_urlfilter.png
  1. URLフィルターの対象外とする端末のIPアドレスを設定する場合は、対象範囲の設定の[変更]ボタンをクリックします。

../_images/setting_detail_urlfilter_exclud.png

メモ

URLフィルターの対象外を利用しない場合は、対象範囲の変更は不要です。

  1. URLフィルターの対象外とする端末のIPアドレスを設定し、[反映]ボタンをクリックします。

../_images/setting_detail_urlfilter_exclud_write.png

メモ

スペースで区切ることにより、複数指定可能です。

  1. 設定が反映されたことを確認します。

../_images/setting_detail_urlfilter_exclud_end.png
  1. 内部URLフィルターを利用する場合は、内部URLフィルターの[変更]ボタンをクリックします。

../_images/setting_detail_urlfilter_urlchange.png
  1. 各項目を設定し、[追加]ボタンをクリックします。

../_images/setting_detail_urlfilter_add.png
内部URLフィルターの設定

番号

項目

内容

1

番号

URLフィルターの番号を選択します。

  • 1から順に割り当てられます。

  • 現在の設定内容と同じ番号を設定した場合は、新たに設定した内容がその番号に挿入されます。

2

動作

該当のURLに対する処理を[透過]/[廃棄]から選択します。

3

ドメイン名またはIPv4アドレス形式

URLフィルター対象とする宛先のドメイン名またはIPv4アドレスを設定します。

  • カンマで区切って、複数設定することもできます。
    この場合、複数の番号で設定が追加されます。
  1. メニューエリアから[詳細設定]の[URLフィルターの設定]をクリックし、設定が追加されたことを確認します。

../_images/setting_detail_urlfilter_end.png

8.3.5. QoSの設定

QoSを設定します。

メモ

設定するには、あらかじめ[プロバイダーの設定]が必要です。

  1. ログイン後のメニューエリアから[詳細設定]をクリックします。

  2. 「WAN」の項目から[QoSの設定]をクリックします。

../_images/setting_detail_top_qos.png
  1. QoS設定の[無効]/[有効]を選択します。

../_images/setting_detail_qos_enable.png
QoSの設定

番号

項目

内容

1

QoS設定

QoS設定の[無効]/[有効]を選択します。

  1. QoS設定の[有効]を選択した場合、PQの設定およびインタフェースシェーピングの設定が表示されます。

../_images/setting_detail_qos_pq.png
  1. プライオリティキューイングによる優先制御(PQ)を設定する場合は、PQの設定の[変更]ボタンをクリックします。

../_images/setting_detail_qos_pq_change.png

メモ

PQを利用しない場合は、PQの設定の変更は不要です。

  1. 各項目を設定し、[追加]ボタンをクリックします。

../_images/setting_detail_qos_pq_add.png
QoSの設定

番号

項目

内容

1

優先度

パケット送信の優先度を設定します。

  • 優先度は、[high]、[medium]、[normal]から選択します。

注意

[high]、[medium]、[normal]のいずれにも設定されていないパケットは、[low]の優先度で制御されます。

2

プロトコル

パケットの対象プロトコルを設定します。

  • プロトコルは、[すべて]、[TCP]、[UDP]、[ICMP]、[指定]から選択します。

  • [すべて]を選択した場合、すべてのプロトコルが対象となります。

  • [TCP]を選択した場合、TCPが対象となり、送信元および送信先にポート番号を指定できる画面が表示されます。

  • [UDP]を選択した場合、UDPが対象となり、送信元および送信先にポート番号を指定できる画面が表示されます。

  • [ICMP]を選択した場合、ICMPが対象となります。

  • [指定]を選択した場合は、入力ボックスが表示され、プロトコル番号(1~255)を入力することができます。

3

送信元アドレス
送信元ポート

送信元のIPv4アドレスを設定します。

  • IPv4アドレスは、[すべて]、[指定]から選択します。

  • [すべて]を選択した場合、すべてのIPv4アドレスが対象となります。

  • [指定]を選択した場合、ネットワークアドレスを入力するボックスが表示されるため、「XXX.XXX.XXX.XXX/XX」形式で
    ネットワークアドレスを設定します。
    送信元ポートの入力ボックスは必要に応じて表示されます。
  • ポートは、[すべて]、[指定]、[範囲指定]から選択します。

  • [すべて]を選択した場合、すべてのポートが対象となります。

  • [指定]を選択した場合、ポート番号を入力するボックスが表示されるため、そのボックスでポート番号を指定します。

  • [範囲指定]を選択した場合は、ポート番号の範囲を指定するボックスが表示され、ポート番号の範囲を指定することができます。

4

送信先アドレス
送信先ポート

送信先のIPv4アドレスを設定します。

  • IPv4アドレスは、[すべて]、[指定]から選択します。

  • [すべて]を選択した場合、すべてのIPv4アドレスが対象となります。

  • [指定]を選択した場合、ネットワークアドレスを入力するボックスが表示されるため、「XXX.XXX.XXX.XXX/XX」形式で
    ネットワークアドレスを設定します。
    送信先ポートの入力ボックスは必要に応じて表示されます。
  • ポートは、[すべて]、[指定]、[範囲指定]から選択します。

  • [すべて]を選択した場合、すべてのポートが対象となります。

  • [指定]を選択した場合、ポート番号を入力するボックスが表示されるため、そのボックスでポート番号を指定します。

  • [範囲指定]を選択した場合は、ポート番号の範囲を指定するボックスが表示され、ポート番号の範囲を指定することができます。

5

ToS

対象となるToS値を設定します。

  • ToS値は、[なし]、[Precedence]、[DSCP]から選択します。

  • [なし]を選択した場合、ToS値を判定の対象外にします。

  • [Precedence]を選択した場合、Precedence値を入力するボックスが表示されるため、数値でPrecedence値を設定します。

  • [DSCP]を選択した場合は、入力ボックスが表示され、数値でDSCP値を設定します。

  1. PQの設定の画面に戻り、設定が反映されたことを確認したあと、[戻る]ボタンをクリックします。

../_images/setting_detail_qos_pq_check.png
  1. QoSの設定の画面に戻り、設定が反映されていることを確認します。

../_images/setting_detail_qos_check.png
  1. インタフェースシェーピングを設定する場合は、シェーピング設定の[無効]/[有効]を選択し、[反映]ボタンをクリックします。

../_images/setting_detail_shape_enable.png
インタフェースシェーピングの設定

番号

項目

内容

1

シェーピング設定

シェーピング設定の[無効]/[有効]を選択します。

メモ

インタフェースシェーピングを利用しない場合は、インタフェースシェーピングの設定は不要です。

  1. シェーピング設定の[有効]を選択した場合、シェーピングの詳細設定が表示されます。

../_images/setting_detail_shape_detail.png
インタフェースシェーピングの設定

番号

項目

内容

1

シェーピング設定

シェーピング設定の[無効]/[有効]を選択します。

2

帯域

帯域を数値で設定します。
単位を、[Mbps]、[Kbps]、[bps]から選択します。
  1. 「設定内容を変更しました。」のメッセージが表示され、設定が反映されたことを確認します。

../_images/setting_detail_shape_check.png

8.3.5. 通信セキュリティの設定

通信セキュリティを設定します。

メモ

設定するには、あらかじめ[プロバイダーの設定]が必要です。
また、[プロバイダーの設定]でNAPTが[有効]に設定されている必要があります。
  1. ログイン後のメニューエリアから[詳細設定]をクリックします。

  2. 「WAN」の項目から[通信セキュリティの設定]をクリックします。

../_images/setting_detail_top_sec.png
  1. セキュリティ強度を設定し、[反映]ボタンをクリックします。

../_images/setting_detail_sec_change.png
通信セキュリティの設定

番号

項目

内容

1

セキュリティ強度

通信セキュリティの強度を設定します。
外部からの不要なパケットをNAPTにより廃棄する場合は[レベル1]を選択します。
外部からの不要なパケットをNAPTにより廃棄し、さらに内部からの不要な通信も制限する場合は[レベル2]を選択します。
VPN通信以外のパケットをすべて廃棄する場合は、[レベル3]を選択します。
(VPN以外のインターネット上のWebアクセスも禁止します)
  • [レベル2]を選択したときは、送信時に以下に該当する通信を廃棄します。

宛先IPアドレス

0.0.0.0/8

127.0.0.0/8

169.254.0.0/16

224.0.0.0/4

宛先ポート番号

135

137

138

139

445

送信元ポート番号

135

137

138

139

445

  • [レベル3]を選択したときは、送受信時に以下に該当する通信のみを許可します。

プロトコル

GRE

ESP

宛先ポート番号

500

4500

送信元ポート番号

500

4500

  1. 「設定内容を変更しました。」のメッセージが表示され、設定が反映されたことを確認します。

../_images/setting_detail_sec_check.png

8.4. VPN・クラウド

8.4.1. VPNの設定

VPNによる拠点間通信の設定を行います。

メモ

設定するには、あらかじめ[プロバイダーの設定]が必要です。

  1. ログイン後のメニューエリアから[詳細設定]をクリックします。

  2. 「VPN・クラウド」の項目から[VPNの設定]をクリックします。

../_images/setting_detail_top_vpn.png
  1. [追加]ボタンをクリックします。

../_images/setting_detail_vpn_add.png
  1. 各項目を設定し、[反映]ボタンをクリックします。

<IPsecの場合>

../_images/setting_detail_vpn_ipsec.png
VPNの設定

番号

項目

内容

1

接続種別

[IPsec]を選択します。

2

接続元アドレス契約

自装置のWAN側IPアドレス契約を選択します。

3

接続先アドレス契約

相手装置のWAN側IPアドレス契約を選択します。

4

接続名

Tunnelインタフェースを識別するための名称を設定します。

  • 1~79文字まで入力できます。

5

接続先(相手装置) WAN側IPアドレス

接続先のIPアドレスまたはドメイン名を設定します。

注意

接続先アドレス契約で[動的IPアドレス]を選択した場合、IPアドレスまたはドメイン名のいずれも入力することはできません。
接続先WAN側IPアドレスにドメイン名を入力する場合は、接続先アドレス契約を[固定IPアドレス]に設定してください。

6

接続先(相手装置) LAN側ネットワーク

接続先のLAN側のネットワークアドレスを設定します。

  • ネットワークアドレスを入力し、サブネットマスクを設定します。

7

ルーティング

接続先のLAN側ネットワークアドレス以外にも接続するネットワークアドレスがある場合に入力してください。

8

IKE 事前共有鍵

接続先と共通のパスワードを設定します。

  • 1~128文字まで入力できます。

9

IKE アルゴリズム

IKEで使用する暗号と認証のアルゴリズムを設定します。

  • 暗号アルゴリズムは、[DES]、[3DES]、[AES(128 bit)]、[AES(192 bit)]、[AES(256 bit)]から選択します。

  • 認証アルゴリズムは、[MD5]、[SHA1]、[SHA2-256]、[SHA2-384]、[SHA2-512]から選択します。

10

IKE DHグループ

IKEで使用する暗号と認証のDHグループを設定します。

11

IKE ID

接続元または接続先のアドレス契約のどちらかが動的IPアドレスの場合、接続を識別するためのIDを設定してください。

  • 1~255文字まで入力できます。

注意

接続元と接続先のアドレス契約が両方とも固定IPアドレスの場合、IDを入力することはできません。

12

IPsec アルゴリズム

IPsecで使用する暗号と認証のアルゴリズムを設定します。

  • 暗号アルゴリズムは、[DES]、[3DES]、[AES(128 bit)]、[AES(192 bit)]、[AES(256 bit)]から選択します。

  • 認証アルゴリズムは、[MD5]、[SHA1]、[SHA2-256]、[SHA2-384]、[SHA2-512]から選択します。

<L2TP/IPsecの場合>

{8.4.2. L2TPの設定}をご参照ください。

メモ

接続元と接続先のアドレス契約が両方とも動的IPアドレスの設定はできません。

メモ

接続先の装置経由でインターネット通信を行いたい場合、接続先LAN側ネットワークに「0.0.0.0/0」を設定してください。

メモ

暗号/認証の詳細設定はすべて接続先の装置と一致させてください。

8.4.2. L2TPの設定

L2TP/IPsecによる、リモートアクセスVPNの設定を行います。

メモ

設定するには、あらかじめ[プロバイダーの設定]が必要です。

  1. ログイン後のメニューエリアから[詳細設定]をクリックします。

  2. 「VPN・クラウド」の項目から[L2TPの設定]をクリックします。

../_images/setting_detail_vpn_l2tp.png
  1. 各項目を設定し、[反映]ボタンをクリックします。

../_images/setting_detail_vpn_l2tp_change.png
L2TP/IPsecの設定

番号

項目

内容

1

接続種別

[L2TP/IPsec]を選択します。

2

同時接続数

L2TP/IPsecで同時に接続する端末の数(1~20)を設定します。

注意

設定変更した場合、再起動が必要です。

3

アドレス割当範囲

端末に割り当てるIPアドレス範囲を設定します。

4

IKE 事前共有鍵

接続先と共通のパスワードを設定します。

  • 事前共有鍵以外の設定は、自動で適切なセキュリティ方式が選ばれます。

  • 1~128文字まで入力できます。

5

接続ユーザーの認証設定

リモートアクセスする端末のユーザー情報を設定します。

  • 少なくとも1人分の登録が必要です。

6

DNSアドレス

接続ユーザーにDNSサーバーのアドレスを通知する場合のみ設定します。

注意

L2TP/IPsec設定を反映するためには、設定を保存実施してから再起動が必要です。

  1. 設定が追加されたことを確認します。

../_images/setting_detail_vpn_l2tp_check.png

注意

L2TP/IPsec設定を反映するためには、設定の保存を実施してから再起動が必要です。

8.4.3. クラウドの設定

クラウド接続の設定を行います。

メモ

設定するには、あらかじめ[プロバイダーの設定]が必要です。

  1. ログイン後のメニューエリアから[詳細設定]をクリックします。

  2. 「VPN・クラウド」の項目から[クラウドの設定]をクリックします。

../_images/setting_detail_top_cloud.png
  1. 各項目を設定し、[反映]ボタンをクリックします。

<AWSに接続する場合>

../_images/setting_detail_cloud_aws.png
AWSに接続する場合

番号

項目

内容

1

サービス種別

[AWS (Amazon Web Services)]を選択します。

2

接続形態

[インターネットVPN]を選択します。

3

IPsec Tunnel#1
接続先(クラウド)
WAN側IPアドレス

IPsec Tunnel#1のOutside IP Addresses:のVirtual Private Gatewayを設定します。

4

IPsec Tunnel#1
接続先(クラウド)
VPNアドレス

IPsec Tunnel#1のInside IP Addresses:のVirtual Private Gatewayを設定します。

5

IPsec Tunnel#1
接続先(クラウド)
AS番号
IPsec Tunnel#1のBGP Configuration Options:のVirtual Private Gateway ASN(1~65535)を設定します。
初期値は10124です。

6

IPsec Tunnel#1
接続元(IX-R)
VPNアドレス

IPsec Tunnel#1のInside IP Addresses:のCustomer Gatewayを設定します。

7

IPsec Tunnel#1
接続元(IX-R)
AS番号
IPsec Tunnel#1のBGP Configuration Options:のCustomer Gateway ASN(1~65535)を設定します。
初期値は65000です。

8

IPsec Tunnel#2
接続先(クラウド)
WAN側IPアドレス

IPsec Tunnel#2のOutside IP Addresses:のVirtual Private Gatewayを設定します。

メモ

複数VPNを使用しない場合は、本設定は不要です。

9

IPsec Tunnel#2
接続先(クラウド)
VPNアドレス

IPsec Tunnel#2のInside IP Addresses:のVirtual Private Gatewayを設定します。

メモ

複数VPNを使用しない場合は、本設定は不要です。

10

IPsec Tunnel#2
接続先(クラウド)
AS番号
IPsec Tunnel#2のBGP Configuration Options:のVirtual Private Gateway ASN(1~65535)を設定します。
初期値は10124です。

メモ

複数VPNを使用しない場合は、本設定は不要です。

11

IPsec Tunnel#2
接続元(IX-R)
VPNアドレス

IPsec Tunnel#2のInside IP Addresses:のCustomer Gatewayを設定します。

メモ

複数VPNを使用しない場合は、本設定は不要です。

12

IPsec Tunnel#1
IKE 事前共有鍵

IPsec Tunnel#1のConfigure the IKE SA as followsのPre-Shared Keyを設定します。

  • 1~128文字まで入力できます。

  • 事前共有鍵以外の設定は、自動で以下のパラメーターが選択されます。

IKE (フェーズ1)

バージョン

IKEv1

暗号化/認証方式

AES128/SHA-1

DHグループ

2 (1024-bit)

ライフタイム

28800秒

IPsec (フェーズ2)

暗号化/認証方式

AES128/SHA-1

DHグループ

2 (1024-bit)

ライフタイム

3600秒

13

IPsec Tunnel#2
IKE 事前共有鍵

IPsec Tunnel#2のConfigure the IKE SA as followsのPre-Shared Keyを設定します。

  • 1~128文字まで入力できます。

  • 事前共有鍵以外の設定は、自動で以下のパラメーターが選択されます。

IKE (フェーズ1)

バージョン

IKEv1

暗号化/認証方式

AES128/SHA-1

DHグループ

2 (1024-bit)

ライフタイム

28800秒

IPsec (フェーズ2)

暗号化/認証方式

AES128/SHA-1

DHグループ

2 (1024-bit)

ライフタイム

3600秒

メモ

複数VPNを使用しない場合は、本設定は不要です。

<Microsoft Azureに接続する場合>

../_images/setting_detail_cloud_azure.png
Microsoft Azureに接続する場合

番号

項目

内容

1

サービス種別

[Microsoft Azure]を選択します。

2

接続形態

[インターネットVPN]を選択します。

3

接続先(クラウド)
WAN側IPアドレス

接続先のIPアドレスを設定します。

4

接続先(クラウド)
LAN側ネットワーク

接続先のLAN側のネットワークアドレスを設定します。

  • ネットワークアドレスを入力し、サブネットマスクを設定します。

5

IKE 事前共有鍵

接続先と共通のパスワードを設定します。

  • 1~128文字まで入力できます。

  • 事前共有鍵以外の設定は、自動で以下のパラメーターが選択されます。

IKE (フェーズ1)

バージョン

IKEv1

暗号化/認証方式

AES128/SHA-1

DHグループ

2 (1024-bit)

ライフタイム

28800秒

IPsec (フェーズ2)

暗号化/認証方式

AES128/SHA-1

DHグループ

なし

ライフタイム

3600秒

<NEC Cloud IaaSに接続する場合>

../_images/setting_detail_cloud_nec.png
NEC Cloud IaaSに接続する場合

番号

項目

内容

1

サービス種別

[NEC Cloud IaaS]を選択します。

2

接続形態

[インターネットVPN]を選択します。

3

接続先(クラウド)
WAN側IPアドレス

接続先のIPアドレスを設定します。

4

接続先(クラウド)
LAN側ネットワーク

接続先のLAN側のネットワークアドレスを設定します。

  • ネットワークアドレスを入力し、サブネットマスクを設定します。

5

IKE 事前共有鍵

接続先と共通のパスワードを設定します。

  • 1~128文字まで入力できます。

  • 事前共有鍵以外の設定は、自動で以下のパラメーターが選択されます。

IKE (フェーズ1)

バージョン

IKEv1

暗号化/認証方式

AES128/SHA-1

DHグループ

2 (1024-bit)

ライフタイム

28800秒

IPsec (フェーズ2)

暗号化/認証方式

AES128/SHA-1

DHグループ

2 (1024-bit)

ライフタイム

3600秒

注意

AWS(Amazon Web Services)とかんたん設定によるVPN接続の併用はできません。

  1. 「設定内容を変更しました。」のメッセージが表示され、設定が反映されたことを確認します。

../_images/setting_detail_cloud_check.png

8.5. NGN網VPN

8.5.1. NGN網VPNの設定

NGN IPv6網を利用したVPNを設定します。
また、必要に応じてインターネット接続を設定します。
事前にNetMeisterのアカウントおよびグループの登録が必須です。

メモ

初めてNGN網VPNの設定を行う場合、または一度設定した内容を変更する場合には、設定を初期化する必要があります。

  1. ログイン後のメニューエリアから[詳細設定]をクリックします。

  2. 「NGN網VPN」の項目から[NGN網VPNの設定]をクリックします。

../_images/setting_detail_top_ngn_vpn.png

8.5.2. NetMeisterの事前登録

NetMeisterに、アカウントおよびグループIDを登録します。

  1. NGN網VPNの設定の事前準備の[NetMeisterの事前登録(外部サイト)]をクリックします。

../_images/setting_detail_ngn_vpn_nm_link.png
  1. NetMeisterにアカウントおよびグループIDを登録します。

../_images/setting_detail_ngn_vpn_nm_entry.png

メモ

NetMeisterのアカウントおよびグループIDの登録については、『NetMeister操作ガイド』を参照してください。

8.5.3. サービス情報サイトの事前登録

NTT東日本またはNTT西日本のフレッツ光のサービス情報サイトにアクセスし、フレッツ・v6オプションの申し込みを行います。

メモ

NTT東日本またはNTT西日本のフレッツ光のサービス情報サイトにアクセスするため、はじめてNGN網VPNの設定を行う場合、設定を初期化する必要があります。

メモ

フレッツ・v6オプションの申し込み方法は、お客様契約先のNTT東日本またはNTT西日本のホームページを参照してください。

  1. NGN網VPNの設定の事前準備の[サービスサイトの事前登録]をクリックします。

../_images/setting_detail_ngn_servicesite.png
  1. サービスサイトの事前登録画面が表示されたことを確認します。

../_images/setting_detail_ngn_servicesite_top.png
  1. サービス情報サイト接続設定の[有効]を選択し、[反映]をクリックします。

../_images/setting_detail_ngn_servicesite_enable.png
  1. 設定が反映されたことを確認します。

../_images/setting_detail_ngn_servicesite_enable_end.png

メモ

NTT回線の地域が対応していないサービス情報サイトとの接続状態は、「認証失敗」と表示されます。

  1. 画面下の「サービス情報サイト接続先」より、NTT東日本またはNTT西日本にアクセスし、フレッツ・v6オプションの申し込みを行ってください。

  2. フレッツ・v6オプションの申し込みが完了した後、サービス情報サイト接続設定の[無効]を選択し、[反映]をクリックします。

../_images/setting_detail_ngn_servicesite_disable.png
  1. 設定が反映されたことを確認します。

../_images/setting_detail_ngn_servicesite_disable_top.png

8.5.4. NGN網VPNの設定

NGN網VPNの設定を行います。

  1. NGN網VPNの設定のひかり電話の設定およびLAN側インタフェースの設定を行います。

../_images/setting_detail_ngn_interface.png
ひかり電話の設定およびLAN側インタフェースの設定

番号

項目

内容

1

ひかり電話

ひかり電話サービスの[自動]/[あり]/[なし]を選択します。
[自動]は、ルーターで契約有無を自動で判定します。

2

LAN側IPアドレス

LAN側IPアドレスを設定します。

注意

LAN側のIPアドレスを変更した場合、現在の接続が切断されます。
変更後のIPアドレス宛てに、Webコンソールを接続しなおしてください。
  1. NGN網VPN設定のVPNの設定を行います。

<拠点の設定の場合>

../_images/setting_detail_ngn_vpn_site.png
VPNの設定(拠点)

番号

項目

内容

1

タイプ

[拠点]を選択します。

2

拠点番号

拠点番号(1~64)を設定します。

注意

他の拠点と同じ番号は設定しないでください。

3

パスワード

VPN接続で使用するパスワード(事前共有鍵)です。
すべての拠点で同じ任意のパスワードを設定してください。
  • 1~128文字まで入力できます。

4

センターのFQDN

センター装置に設定されているNetMeisterのダイナミックDNS(ホスト名とグループID)を設定します。

  • 2~63文字まで入力できます。

<センターの設定の場合>

NGN網VPN設定のVPNの設定を行います。

../_images/setting_detail_ngn_vpn_center.png
VPNの設定(センター)

番号

項目

内容

1

タイプ

[センター]を選択します。

2

パスワード

VPN接続で使用するパスワード(事前共有鍵)です。
拠点に設定したパスワードと同じパスワードを設定してください。
  • 1~128文字まで入力できます。

  1. NGN網VPN設定のNetMeisterダイナミックDNSの設定を行います。

../_images/setting_detail_ngn_nm.png
NetMeisterダイナミックDNSの設定

番号

項目

内容

1

ホスト名(装置名)

NetMeisterに通知するホスト名を設定します。

  • 半角英数字または-(ハイフン)で2~63文字まで入力できます。

メモ

ホスト名の先頭と末尾に-(ハイフン)は使用できません。

2

拠点ID

NetMeisterに通知する拠点IDを変更する場合に設定します。

  • 半角英数字または-(ハイフン)で2~31文字まで入力できます。

メモ

拠点IDの先頭と末尾に-(ハイフン)は使用できません。

メモ

拠点IDを省略した場合は、ホスト名がNetMeisterに通知されます。

3

NetMeisterグループID

NetMeisterの登録ページで登録したグループIDを設定します。

4

NetMeisterグループパスワード

NetMeisterの登録ページで登録したグループパスワードを設定します。

  • 大文字、小文字は区別されます。

メモ

パスワードの入力文字は表示されません。
●●●のように伏せ文字で表示されます。
  1. NGN網VPN設定のインターネット接続の設定を行い、[反映]をクリックします。

<インターネット接続[あり]の場合>

../_images/setting_detail_ngn_pppoe.png
インターネット接続の設定

番号

項目

内容

1

インターネット接続

[あり]を選択します。

  • インターネット接続[あり]の場合、NetMeisterによるダイナミックDNSおよび装置管理が利用できます。

2

ユーザー名

プロバイダーから通知されているユーザー名を設定します。
(フレッツの場合、通常はユーザー名には@を含んでいます。)
  • 1~59文字まで入力できます。

3

パスワード

プロバイダーから通知されているパスワードを設定します。

  • 1~79文字まで入力できます。

  • 大文字、小文字は区別されます。

<インターネット接続[なし]の場合>

../_images/setting_detail_ngn_no_pppoe.png
インターネット接続の設定

番号

項目

内容

1

インターネット接続

[なし]を選択します。

  • インターネット接続[なし]の場合、NetMeisterによるダイナミックDNSは利用できますが、装置管理は利用できません。

  1. 設定が反映されたことを確認します。

../_images/setting_detail_ngn_end.png

8.5. デバイス

メモ

IX-Vシリーズを使用する場合、「デバイスの設定」は変更することができません。

8.5.1. デバイスの設定

ポートのデバイス設定を変更します。

  1. ログイン後のメニューエリアから[詳細設定]をクリックします。

  2. 「デバイス」の項目から[デバイスの設定]をクリックします。

../_images/setting_detail_top_device.png
  1. 状態を変更したいデバイスの[変更]ボタンをクリックします。

../_images/setting_detail_device_change.png
  1. デバイスの利用や回線速度を選択し、[反映]ボタンをクリックします。

../_images/setting_detail_device_select.png

メモ

回線速度は、イーサネットポート選択時のみ表示されます。

  1. 設定が反映されたことを確認します。

../_images/setting_detail_device_check.png

メモ

ケーブルが接続されていない場合、duplexや回線速度は表示されません。