3. Webコンソールの準備【IX-R2530】

本章では、IX-R2530でWebコンソールのトップページにアクセスするまでの手順について説明します。

3.1. ケーブル類を接続する

3.1.1 アース線を接続する

本製品添付の電源ケーブルのアース線をACコンセントのアース端子に確実に接続します。
接続する際はアース線についている保護キャップを外してください。
../_images/earthed_line.png

注意

アース線の接続は、必ず電源プラグをACコンセントに接続する前に行ってください。
アース線を外す場合は、必ず電源プラグをACコンセントから抜いてから行ってください。

3.1.2. 電源コネクタを接続する

本製品添付の電源ケーブルの電源コネクタを、本装置背面のACインレットに確実に差し込み接続します。

電源ケーブルが本装置から外れないように固定ベルトで固定します。
固定ベルトはフックに差し込んで電源ケーブルの電源コネクタ部分を締め付けたあと、長さ調整ストラップに沿って固定ベルトを本装置側へスライドさせ、確実に固定します。
../_images/power_connector_ix-r2530.png ../_images/power_connector_detail_ix-r2530.png

注意

電源ケーブルを接続したり取り外したりするときは、必ず電源コネクタを持って行ってください。

メモ

電源ケーブルを本装置から取り外すときは、フックを外側に押して固定ベルトを外したあと、ツメを外側に押して固定ベルトをスライドさせ、電源コネクタを取り外します。

3.1.3. LAN側ポートを接続する

本装置のLAN側ポートとパソコンのLANポートを、LANケーブルを使って接続します。
LAN側ポートは、以下のポートを使用します。
  • IX-R2530はGE2

注意

Cat(カテゴリ)5以上のストレート結線またはクロス結線のUTPまたはSTPケーブルを使用してください。

メモ

本装置は、オートネゴシエーションで動作時にストレート結線/クロス結線を自動認識します。

3.1.4. WAN側ポートを接続する

必要に応じて、本装置のWAN側ポート(GE0)とプロバイダーから提供された機器(モデム/ONU)などを接続します。
WAN側ポートは、以下のポートを使用します。
  • IX-R2530はGE0

../_images/wan_port_ix-r2530.png

注意

Cat5以上のストレート結線またはクロス結線のUTPまたはSTPケーブルを使用してください。

3.1.5. コンソールケーブルを接続する

本製品添付のコンソールケーブルのRJ45側をコンソールポートに接続します。
電源コネクタはカチッと音がするまで確実に差し込みます。
コンソールケーブルのD-Sub9ピン側をローカルコンソール端末に接続し、固定ネジを確実に締めてください。
../_images/console_cable_ix-r2530.png

注意

コンソールポートに本製品添付のコンソールケーブル以外を接続しないでください。
不適切なケーブルをご使用になると、誤動作、故障、火災の原因となる恐れがあります。

メモ

ローカルコンソール側がD-SUB9ピンに未対応でありUSBポートはある場合には、D-SUB9ピン-USB変換ケーブル(別途準備)をご用意ください。

3.1.6. 電源プラグを接続する

本装置の電源スイッチがOFFになっていることを確認し、電源ケーブルの電源プラグをACコンセントに緩みがないように確実に差し込みます。

../_images/power_plug.png

注意

100V AC(50/60Hz)のコンセントに接続してください。

3.2. パソコンの準備

3.2.1. ターミナルソフトを準備する

本製品を操作するローカルコンソール端末(パソコンなど)として、VT-100準拠のターミナルソフトを準備します。
ターミナルソフトは以下のように設定してください。

項目

設定

通信速度

9600bps

データ長

8bit

パリティ

なし

ストップビット

1bit

フロー制御

なし

3.2.2. ネットワークを設定する

  1. パソコンの画面下にあるWindowsの[スタート]メニューをクリックし、メニューの[設定]をクリックします。

../_images/setting_pc.png
  1. [ネットワークとインターネット]をクリックします。

../_images/internet_pc.png
  1. [ネットワークの詳細設定]をクリックします。

../_images/internet_detail_pc.png
  1. [ネットワークアダプター]の[イーサネット]をクリックし、[編集]を選択します。

../_images/ethernet_pc.png
  1. [インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)]を選択します。

  2. [プロパティ(R)]をクリックします。

../_images/tcp_ipv4_pc.png
  1. [全般]タブをクリックします。

  2. [IPアドレスを自動的に取得する(O)] のラジオボタンをチェックします。

  3. [DNSサーバーのアドレスを自動的に取得する(B)]のラジオボタンをチェックします。

  4. [OK]をクリックして、[インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)のプロパティ]画面を閉じます。

../_images/address_pc.png
  1. [閉じる]をクリックして、[イーサネットのプロパティ]の画面を閉じます。

../_images/ethernet_close_pc.png

3.2.3. Webブラウザを設定する

メモ

Webブラウザの種類およびバージョンにより、画面の表示内容が異なります。

  1. パソコンで、Webブラウザを起動します。
    下記は、Microsoft Edgeでの表示例です。
  2. Webブラウザのメニュー[…]をクリックし、[設定]をクリックします。

../_images/setting_edge.png
  1. 設定メニューの[システムとパフォーマンス]をクリックし、[コンピューターのプロキシ設定を開く]をクリックします。

../_images/system_edge.png
  1. [手動プロキシ セットアップ]の[セットアップ]をクリックしてください。

../_images/proxy_pc.png
  1. [手動プロキシ セットアップ]を下方にスクロールし、[プロキシ サーバーを使う]を[オフ]にするか、[ローカル(イントラネット)のアドレスにはプロキシサーバーを使わない]にチェックして、[保存]をクリックしてください。

../_images/proxy_server_pc.png

注意

本装置はCookieを使用しています。
[すべてのCookieをブロック]または[高]にすると、本装置で使用するCookieがブロックされ設定できません。

3.3. 本装置の電源を入れる

3.3.1. ZTPスイッチをOFFにする

コマンドライン、またはWebコンソールから初期設定を行う場合は、ZTPスイッチをOFFにして起動モードを通常モードにします。

../_images/ztp_off_ix-r2530.png

注意

工場出荷時の初期状態ではZTPスイッチはONになっています。

注意

ZTPスイッチの操作は、先の細い棒状のもの(電気を通さない材質のもの)を使用してください。

3.3.2. 本装置の電源を入れる

本装置の電源スイッチ[ - ]を押してONにします。
起動後、前面のPWRランプが緑色に点灯していることを確認します。
../_images/power_on_ix-r2530.png

メモ

起動には約2分かかります。

3.4. 設定モードWebコンソールに変更する

ローカルコンソールから、Webコンソールを使用できるように設定モードをWebコンソールに変更します。

メモ

IX-R2520では工場出荷時の初期状態から設定モードWebコンソールとなっているため、本設定は不要です。

  1. 設定モードWebコンソールに設定変更します。

Router(init)# default-console web
% You must restart the router for this configuration to take effect.
Router(init)#
  1. 装置を再起動します。

Router(init)# reload
Notice: The router will be RESTARTED.
Are you sure you want to restart the router? (Yes or [No]):yes

3.5. Webコンソールのトップページを開く

  1. Webブラウザのアドレスバーに半角英数字で「https://192.168.1.254/」と入力し、[Enter]キーを押します。

../_images/address_edge.png

メモ

Webブラウザのアドレスバーに半角英数字で「http://192.168.1.254/」と入力し、[Enter]キーを押しても動作します。
ただし、HTTPでは通信が暗号化されずセキュリティ強度が低いため、HTTPSでのご利用を推奨します。
  1. 警告メッセージ画面が表示されます。
    [詳細設定]をクリックします。
../_images/warning_messages_edge.png

メモ

警告メッセージ画面が表示されない場合はログインをクリックしてください。

  1. [192.168.1.254 に進む (安全ではありません)]をクリックします。

../_images/permission_edge.png
  1. ユーザー名とパスワードを入力する画面が表示されます。
    何も入力せず、そのまま[サインイン]ボタンをクリックします。
../_images/user_input.png
  1. パスワードの設定画面が表示されますので、各項目を設定し、[反映]ボタンをクリックします。
    パスワードの設定は、{8.1.1. パスワードの設定}をご参照ください。

注意

ダイジェスト認証を利用している場合に再起動すると、ユーザー名とパスワードを入力するポップアップ画面が自動で閉じてしまい、ロック中を示す画面が表示されることがあります。
この場合は、しばらく待って再度ログインを実行してください。

メモ

パスワードは、詳細設定から変更できます。

  1. Webコンソールのトップページが表示されることを確認します。

../_images/top.png

メモ

強制ログインが表示された場合、[強制ログイン実行]をクリックしてください。

3.6. トップページを開けないときは

以下の点を確認し、対処してください。

  1. パソコンと本装置が正しく接続されているか確認してください。
    本装置のLAN側ポートは、以下のポートを使用します。
  • IX-R2530 : GE2

  1. パソコンのコマンドプロンプトから本装置のLAN側ポートにPingを実施し、通信できるか確認してください。
    通信できない場合、ローカルエリア接続を[無効]にしたあと再度[有効]にして、IPアドレスの解放/再取得を行ってください。
  2. {3.2.3. Webブラウザを設定する}にしたがって、パソコンのWebブラウザ設定が正しいか確認してください。

  3. {3.4. 設定モードWebコンソールに変更する}にしたがって、Webコンソールを使用するための設定が正しく設定されているか確認してください。