5. UNIVERGE IX-Vシリーズのデプロイ - vCenterServer -

VMware環境にIX-Vを配置する構成例は以下のとおりです。
本資料ではこの構成例に沿った設定を行います。
_images/vmware_overview.png

5.1. UNIVERGE IX-Vシリーズのイメージファイルの取得

UNIVERGE IX-Vシリーズのポータルサイト から、UNIVERGE IX-Vシリーズのイメージファイルを取得します。

  • はじめに、IX-Vシリーズの 利用規約 をお読みになり内容に同意の上ご利用ください。

  • IX-Vシリーズの ダウンロードページ でリンクを開き、 [ダウンロード] ボタンをクリックします。

  • 少し待つとダウンロードURLが表示されます。

  • ダウンロードURLをクリックしてイメージファイルをダウンロードします。

注釈

ダウンロードURLの有効期限は1時間です。

5.2. VMware vCenterServer へのログイン

  • WebブラウザでVMware vCenterServerにログインします

    _images/vsphere_login.png

5.3. 仮想ネットワークの作成

IX-Vをデプロイする仮想ネットワークを作成します。

5.3.1. 仮想スイッチの作成

  • 画面左のDatacenterから、IX-Vをデプロイするホストを選択します。

  • 画面右のホストの詳細画面で アクション メニューを開きます。

    _images/host_summary.png
  • アクションメニューの中から ネットワークの追加 を選択します。

    _images/host_summary_actionmenu.png
  • ネットワークの追加画面が開きます。

  • 接続タイプの選択画面で 標準スイッチの仮想マシンのポートグループ を選択します。

  • 次へ をクリックします。

    _images/add_network1.png
  • ターゲットデバイスの選択画面で 新しい標準スイッチ を選択します。

  • MTUの値を入力します。

    ここでは既定値の1500バイトとしています。

  • 次へ をクリックします。

    _images/add_network_target.png
  • 標準スイッチの作成画面で仮想スイッチにネットワークアダプタを割り当てます。

  • 空いているネットワークアダプタを選択して、アダプタの情報を確認します。

    ここでは vmnic2 を割り当てます。

    _images/add_network_vmnic.png
  • 下へ移動 をクリックして 有効なアダプタ に移動します。

  • 次へ をクリックします。

    _images/add_network_vmnic2.png
  • 接続設定の画面でネットワークラベルとVLAN IDの設定をします。

  • ネットワークラベルはポートグループの名前になります。

    ここでは以下のように入力します。

    ネットワークラベル : Internet
    VLAN ID : なし (0)
  • 次へ をクリックします。

    _images/add_network_vlanid.png
  • 設定の確認画面で設定内容を確認します。

    ここでは以下の内容で仮想スイッチが作成されます。

    仮想スイッチの名前: vSwitch1
    仮想スイッチのMTU: 1500
    割り当てる物理NIC: vmnic2
    割り当てるポートグループの名前: Internet
    ポートグループのVLAN ID: なし (0)
  • 完了 ボタンをクリックしてネットワークの追加画面を閉じます。

    _images/add_network_confirm.png
  • 構成 タブを選択します。

  • ネットワークカテゴリの 仮想スイッチ を選択します。

  • 仮想スイッチの画面で、さきほど作成したvSwitch1が追加されていることを確認します。

    _images/add_network_added.png
  • 編集 をクリックしてvSwitch1の設定の編集画面を開きます。

  • セキュリティのページで以下のとおり設定を変更します。

  • OK をクリックして設定の編集画面を閉じます。

    無差別モード: 承諾
    MACアドレス変更: 承諾
    偽装転送: 承諾
    _images/add_network_security.png
  • 同様の手順でもうひとつ仮想スイッチを作成します。

  • vSwitch2が追加されることを確認します。

    仮想スイッチの名前: vSwitch2
    仮想スイッチのMTU: 1500
    割り当てる物理NIC: vmnic0
    割り当てるポートグループの名前: LAN
    ポートグループのVLAN ID: なし (0)
    _images/add_network_LAN.png
  • vSwitch2についてもセキュリティの設定を変更します。

    無差別モード: 承諾
    MACアドレス変更: 承諾
    偽装転送: 承諾
  • 仮想スイッチの作成は完了です。

5.4. 仮想マシンの作成

IX-Vの仮想マシンを作成します。

  • 画面左のDatacenterから、IX-Vをデプロイするホストを選択します。

  • 画面右のホストの詳細画面で アクション メニューを開きます。

    _images/host_summary.png
  • アクションメニューの中から OVFテンプレートのデプロイ を選択します。

    _images/host_summary_action_deploy.png
  • OVFテンプレートのデプロイ画面が開きます。

  • OVFテンプレートの選択で ローカルファイル を選択します。

  • ファイルのアップロード をクリックします。

  • UNIVERGE IX-Vシリーズのイメージファイルの取得 で取得したOVAファイルを選択します。

  • 次へ をクリックします。

    _images/select_local_file.png
  • 仮想マシンの名前を設定します。

    ここでは IX-V としています。

  • 仮想マシンの場所を指定します。

    ここでは Datacenter を指定しています。

  • 次へ をクリックします。

    _images/add_vm_name.png
  • 仮想マシンをデプロイするリソースを選択します。

  • Datacenter配下のESXiホストを選択します。

  • 次へ をクリックします。

    _images/add_vm_resource.png
  • 詳細を確認します。

  • 次へ をクリックします。

    _images/add_vm_detail.png
  • 使用許諾契約書を確認します。

  • 内容に同意する場合は すべての使用許諾契約書に同意します をチェックします。

  • 次へ ボタンをクリックします。

    _images/add_vm_eula.png
  • デプロイする構成を選択します。

  • 構成によって設定できるBGP経路数などに違いがあります。

    ここでは 最小構成(メモリ4GB) を選択しています。

    _images/add_vm_memory.png
  • ストレージを選択します。

  • ここでは以下のようにしています。

    仮想ディスクフォーマットの選択: シンプロビジョニング
    仮想マシンストレージポリシー: データストアのデフォルトポリシー
    データストア: datastore1
  • 次へ をクリックします。

    _images/add_vm_storage.png
  • ネットワークを選択します。

  • GigaEthernet0とGigaEthernet1を選択できます。

  • 仮想ネットワークの作成 で作成したネットワーク InternetLAN を選択します。

  • 次へ をクリックします。

    GigaEthernet0: Internet
    GigaEthernet1: LAN
    _images/add_vm_network.png
  • 設定を確認します。

  • 設定内容に問題がなければ 完了 をクリックします。

    _images/add_vm_confirmation.png
  • 仮想マシンの画面で、作成したIX-V仮想マシンが表示されていることを確認します。

    _images/add_vm_list.png

ここまでで、インターネットに接続するための物理NICとLANに接続するための物理NICが接続された仮想ルータが作成されました。

5.5. IX-Vの起動

  • 仮想マシンの一覧画面で IX-V の名前をクリックして仮想マシンの詳細画面を開きます。

    _images/start_vm_summary.png
  • アクションメニューを開き パワーオン をクリックすると仮想マシンが起動します。

    _images/start_vm_actionmenu.png
  • ゲストOS の項目で、OSの起動画面のサムネイルが表示されます。

    _images/start_vm_poweron.png
  • Webコンソールの起動 をクリックすると、Webブラウザの新しいタブにコンソール画面が表示されます。

  • Router login: のプロンプトが表示され、IX-Vの起動が完了しました。

    _images/start_vm_login.png