4. UNIVERGE IX-Vシリーズの起動

4.1. UNIVERGE IX-Vシリーズのイメージファイルの取得

UNIVERGE IX-Vシリーズのポータルサイト から、UNIVERGE IX-Vシリーズのイメージファイルを取得します。

利用規約を読んで『利用規約に同意する』にチェックを入れ、 [ダウンロード] ボタンをクリックします。
少し待つとダウンロードURLが表示されます。
ダウンロードURLをクリックしてイメージファイルをダウンロードします。

注釈

ダウンロードURLの有効期限は1時間です。

4.2. 起動までの準備

OCI内部の構成図は以下の通りです。

_images/4_OCI_internal.png
  • 以下の情報が必要になります。事前に準備してください。

    項目

    リージョン

    リージョン

    Japan East (Tokyo)

    バケット

    バケット名

    bucket-01

    イメージ

    イメージ名

    sample-ixv-image

    仮想クラウド・ネットワーク

    VCN名

    vcn-01

    IPv4 CIDR blocks

    10.0.0.0/16

    サブネット

    サブネット名

    subnet-public-01

    サブネット・タイプ

    リージョナル

    IPv4 CIDR blocks

    10.0.1.0/24

    サブネット・アクセス

    パブリック・サブネット

    インターネットゲートウェイ

    ゲートウェイ名

    igw-01

    インスタンス

    インスタンス名

    sample-ixv-router

    シェイプ名

    VM.Standard3.Flex

    OCPU数

    10

    メモリ量

    10

    注釈

    サポートしている、シェイプ名 / OCPU数 / メモリ量は、利用環境 を参照してさい。

4.3. OCIへのログイン

  • 以下のリンクから、OCIにログインします。

  • クラウドアカウント名を入力し、[次に進む] をクリックします。

  • ユーザー名(メールアドレス)とパスワードを入力し、[サイン・イン] をクリックします。

4.4. リージョンの確認

  • 右上に [Japan East (Tokyo)] と表示されていることを確認します。

    • それ以外の場合は、クリックして [Japan East (Tokyo)] を選択します。

    注意

    リージョンは、必ず [Japan East (Tokyo)] を指定してください。
    Japan以外を選択された場合、本製品の日本国外への持ち出しに相当する可能性があります。

4.5. UNIVERGE IX-Vシリーズのカスタムイメージの作成

ダウンロードしたUNIVERGE IX-Vシリーズのイメージファイルをアップロードし、
OCIで利用可能なカスタムイメージに変換します。

4.5.1. ダウンロードしたイメージのアップロード

  • 左上の をクリックすると、メニューが表示されます。

  • メニューの左側から [ストレージ] をクリックします。

  • メニューの右側から [バケット] をクリックします。

  • バケットの画面が表示されます。

  • [バケットの作成] をクリックすると、バケットの作成が表示されます。

  • 必要な情報を入力し、[作成] をクリックします。

    • 名前:[ bucket-01 ]

  • 作成した bucket-01 をクリックします。

  • [アップロード] をクリックすると、オブジェクトのアップロードが表示されます。

  • 必要な情報を入力し、[アップロード] をクリックします。

    • コンピュータからファイルを選択:[ ダウンロードしたUNIVERGE IX-Vシリーズのイメージファイル ]

  • ファイル名の右側の表示が「終了済」となることを確認し、 [閉じる] をクリックします。

4.5.2. カスタムイメージへの変換

  • 左上の をクリックすると、メニューが表示されます。

  • メニューの左側から [コンピュート] をクリックします。

  • メニューの右側から [カスタム・イメージ] をクリックします。

  • カスタム・イメージの画面が表示されます。

  • [イメージのインポート] をクリックすると、イメージのインポートが表示されます。

  • 必要な情報を入力し、[イメージのインポート] をクリックします。

    • 名前:[ sample-ixv-image ]

    • バケット:[ bucket-01 ]

    • オブジェクト名:[ ダウンロードしたUNIVERGE IX-Vシリーズのイメージファイル ]

    • イメージ・タイプ:[ QCOW2 ]

  • 表示が「使用可能」となることを確認します。

    • 「使用可能」となるまでに10~15分ほどかかります。

  • [詳細の編集] をクリックすると、イメージ詳細の編集が表示されます。

  • 必要な情報を入力し、[変更の保存] をクリックします。

    • VM.Standard3.Flex にチェックを入れる。

4.6. 仮想クラウド・ネットワーク(VCN)の表示

  • 左上の をクリックすると、メニューが表示されます。

  • メニューの左側から [ネットワーキング] をクリックします。

  • メニューの右側から [仮想クラウド・ネットワーク] をクリックします。

  • 仮想クラウド・ネットワークの画面が表示されます。

4.7. 仮想クラウド・ネットワーク(VCN)の作成

  • 仮想クラウド・ネットワーク(VCN)の表示 の手順で、仮想クラウド・ネットワークの画面を表示します。

  • [VCNの作成] をクリックすると、仮想クラウド・ネットワークの作成が表示されます。

  • 必要な情報を入力し、[VCNの作成] をクリックします。

    • 名前:[ vcn-01 ]

    • IPv4 CIDR blocks:[ 10.0.0.0/16 ]

4.8. サブネットの作成

  • 仮想クラウド・ネットワーク(VCN)の表示 の手順で、仮想クラウド・ネットワークの画面を表示します。

  • 作成した vcn-01 をクリックします。

  • [サブネットの作成] をクリックすると、サブネットの作成が表示されます。

  • 必要な情報を入力し、[サブネットの作成] をクリックします。

    • 名前:[ subnet-public-01 ]

    • サブネット・タイプ:[ リージョナル ]

    • IPv4 CIDR blocks:[10.0.1.0/24 ] (入力欄に選択と表示されていますが、値の入力が必要です)

    • サブネット・アクセス:[パブリック・サブネット ]

4.9. インターネットゲートウェイの作成

  • 仮想クラウド・ネットワーク(VCN)の表示 の手順で、仮想クラウド・ネットワークの画面を表示します。

  • 作成した vcn-01 をクリックします。

  • 左側の [インターネット・ゲートウェイ] をクリックします。

  • [インターネットゲートウェイの作成] をクリックすると、インターネットゲートウェイの作成が表示されます。

  • 必要な情報を入力し、[インターネットゲートウェイの作成] をクリックします。

    • 名前:[ igw-01 ]

4.10. ルート・ルールの追加

  • 仮想クラウド・ネットワーク(VCN)の表示 の手順で、仮想クラウド・ネットワークの画面を表示します。

  • 作成した vcn-01 をクリックします。

  • 左側の [ルート表] をクリックします。

  • [Default Route Table for vcn-01]をクリックします。

  • [ルート・ルールの追加] をクリックすると、ルート・ルールの追加が表示されます。

  • 必要な情報を入力し、[ルート・ルールの追加] をクリックします。

    • ターゲット・タイプ:インターネット・ゲートウェイ

    • 宛先CIDRブロック:0.0.0.0/0

    • ターゲット・インターネット・ゲートウェイ:igw-01

4.11. セキュリティリストの確認

  • 仮想クラウド・ネットワーク(VCN)の表示 の手順で、仮想クラウド・ネットワークの画面を表示します。

  • 作成した vcn-01 をクリックします。

  • 左側の [セキュリティ・リスト] をクリックします。

  • [Default Security List for vcn-01]をクリックします。

SSH接続のためのイングレスルールを削除

  • 以下のイングレスルールにチェックを入れて [削除] をクリックします。

    • ステートレス:いいえ

    • ソース:0.0.0.0/0

    • IPプロトコル:TCP

    • ソースポート範囲:All

    • 宛先ポート範囲:22

    • タイプとコード:(空)

注釈

SSHサーバー設定の際に、あらためてSSH接続のためのイングレスルールを設定します。

4.12. インスタンスの表示

  • 左上の をクリックすると、メニューが表示されます。

  • メニューの左側から [コンピュート] をクリックします。

  • メニューの右側から [インスタンス] をクリックします。

  • インスタンスの画面が表示されます。

4.13. インスタンスの作成

  • インスタンスの表示 の手順で、インスタンスの画面を表示します。

  • [インスタンスの作成] をクリックすると、コンピュート・インスタンスの作成が表示されます。

  • 必要な情報を入力します。

    • 名前:[ sample-ixv-router ]

  • [イメージの変更] をクリックし、イメージを選択します。

    • マイイメージ

    • カスタム・イメージ

    • UNIVERGE IX-Vシリーズのイメージの選択

    • [イメージの選択] をクリックします。

  • [Change Shape] をクリックし、シェイプを選択します。

    • インスタンス・タイプ:仮想マシン

    • シェイプ・シリーズ:Intel

    • Image:[ VM.Standard3.Flex ]

    • OCPUの数:[ 10 ]

    • メモリー量:[ 10 ]

    • [シェイプの選択]をクリックします。

  • ネットワーキングの選択をします。

    • プライマリ・ネットワーク:[ vcn-01 ]

    • サブネット:[ subnet-public-01 ]

    • パブリックIPアドレス:パブリックIPv4アドレスの割り当て

  • [拡張オプションの表示] をクリックし、拡張オプションを選択します。

    • 起動オプション:[ 準仮想化ネットワーク ]

      注釈

      シェイプでVM.Standard2系を選択した場合は、『ハードウェア支援(SR-IOV)ネットワーク』を選択してください。

      注意

      VM.Standard2系以外で『ハードウェア支援(SR-IOV)ネットワーク』を選択した場合、UNIVERGE IX-Vシリーズが正常に起動しない場合があります。

  • SSHキーの追加の選択をします。

    • SSHキーがありません

  • [作成] をクリックします。

4.14. VNICを追加する(任意)

UNIVERGE IX-Vシリーズのインタフェースは、インスタンス作成直後では GigaEthernet0 のみです。
VNICを追加することによって、UNIVERGE IX-Vシリーズのインタフェースを追加できます。

注釈

インスタンス起動後にVNICを追加した場合は、UNIVERGE IX-Vシリーズの再起動が必要となります。
また、追加したインタフェースのIPアドレスは固定設定にする必要があります。

注意

VNICを削除するとUNIVERGE IX-Vシリーズは再起動します。

VNICの追加は任意です。

  • インスタンスの表示 の手順で、インスタンスの画面を表示します。

  • 作成した sample-ixv-router をクリックします。

  • 左側の [アタッチされたVNIC] をクリックします。

  • [VNICの作成] をクリックすると、VNICの作成が表示されます。

  • 必要な情報を入力し、[変更の保存] をクリックします。

    • 仮想クラウド・ネットワーク:[ vcn-01 ]

    • サブネット:[ subnet-public-01 ]

4.15. インスタンスの確認

  • インスタンスの表示 の手順で、インスタンスの画面を表示します。

  • 作成した sample-ixv-router をクリックします。

  • 表示が「実行中」となることを確認します。

    • 「実行中」となるまでに数分かかる場合があります。